1st day プラスワン～安田彩乃～

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

富士通レディース　東急セブンハンドレッドクラブ 西コース（千葉県）1日目

　「小さい頃にクラブハウスの前の池で遊んでいたんです」。驚きの過去を教えてくれたのは今年のプロテストを合格した安田彩乃だ。今週は11日（火）に行われたチューズデートーナメントを勝ち抜いて本戦出場を果たした。「この試合はどうしても出場したかった大会なんです。小学校の3年生か4年生くらいだったと思うんですが、おじいちゃんにこの大会の観戦に連れてきてもらっていたんです。ゴルフは始めていたんですが、そこまでプロゴルファーになりたいと言う気持ちはその頃にはなくて。それで入っちゃダメなところだったのかもしれませんが、クラブハウス前にある浅瀬になっている池で遊んでいたのを覚えています」。

　祖父の家がコースから近いらしく、祖父がゴルフ好きと言うこともあり、観戦に訪れていたそう。「何年か前にこの池で遊んでいたのに、その試合に自分がプロとして出場しているなんて、本当に不思議な感じがします」。この日は祖父母も応援にかけつけていた。「スコアは2オーバーで思うようなプレーはできませんでしたが、今回の出場で祖父母孝行はできたと思います」。

　今年は、レギュラーツアーに出場するたびに、自分に足らない部分を発見できていると言う。「明日も精一杯頑張って、予選通過して最終日までプレーしたいと思います」。思い出深い大会で、さらなる成長を安田は遂げることになりそうだ。