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2020.10.15

安田祐香 呼吸・姿勢・パーオンで戦列復帰

富士通レディース 2020 東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)

 再始動。首から背中のねんざ症で、4試合ぶりに出場の安田祐香は、「やっと、試合へ出場することができました」と笑顔の復帰報告を行った。13日はアウトコース、そして、この日はインコースをプレー。「ゴルフができる。本当に幸せな気分です」と言葉が弾む。ただし、全快とはいかない。「スイングは変化していない。力加減もとくに変えていません。でも、なんていうのでしょう。微妙な感覚がちょっと違う。あす、プレーをしてみないとわからない」とも。

 故障当初は、「焦りがあった」という。期待に胸をふくらませたルーキーである。戦線離脱は、ちょっと痛い。不安が募った。さらに、「コロナ禍でも、ある程度の練習はできた。しかし、今回の故障は、まったく練習ができない。治療専念した」と話した。それだけに、「まだまだ不安がある。気温が下がってきたし、また痛み出したらどうしよう。ちょっと怖い。でも、最善の準備をして、出場したからにはいい成績で終わりたい」。

 それがプロのつとめだ。「頭で描いているプレーはできないかもしれない。だから、パーオンを最優先することが大事です。その上で、しっかりとスコアをまとめる」と、自身の基本を再確認した。アマチュア時代から大会へは出場している。コースとの相性も悪くない。「もともと、肩に力が入りやすかった。けがをしてから、呼吸を意識。肋骨を広げるように意識している。だから、普段から姿勢まで気をつけて」。なるほど、背筋がピンと伸びた美しい立ち姿が印象に残った。

(メディア管理部・中山 亜子)

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