2016.11.13
イボミがプレーオフを制してツアー通算20勝を達成!
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
千葉県長南町のグレートアイランド倶楽部(6,639ヤード/パー72)を舞台に行われている2016年LPGAツアー第35戦『伊藤園レディスゴルフトーナメント』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)の大会最終日。秋晴れと呼ぶにふさわしい好天に恵まれて、コースには6,390人ものギャラリーが詰めかけた。勝負の行方は賞金女王を争うイボミと笠りつ子のプレーオフに。イが2ホール目でバーディーを奪いツアー通算20勝目を飾った。(天候:晴れ 気温:20.6℃ 風速:1.1m/s)
首位と3打差の2位タイからスタートしたイボミが、笠りつ子とのプレーオフを制して、大会連覇と共にツアー通算20勝目を手にした。 「今週は勝ちたい気持ちを強く持っていました。りっちゃんが今日も良いプレーをしていたので、私も負けないように集中しました。プレーオフになりましたが、勝てて幸せです」。
今週のイボミは終始攻めの姿勢を貫いた。前週の『TOTOジャパンクラシック』では49位タイに終わったが、ファーストラウンドの時に同組で回ったリディア・コのプレーを見て、攻めることの重要性を再認識したと言う。「リディアのプレーは本当に勉強になりました。キャディの清水さんからも怖さがあっても攻めなければバーディーは獲れないと言われていたので、今週は攻める気持ちを意識しました。プレーオフも、パーでは(勝負が)終わらないと思っていたので、バーディーかボギーのどちらかだと言う気持ちでプレーしていました」。
プレーオフ1ホール目はピンそば2メートルにつけながら、ラインが下りだったこともあり、バーディー逃しのパーでドロー。カップ位置がグリーン左サイドから右サイドに切り直されたプレーオフ2ホール目は、ドローヒッターのイボミにとっては不利なピン位置になったが、それでも“私に有利”だと言い聞かせてのぞんだと言う。 「りっちゃんは賞金女王を争っている相手だし、昨日一緒にラウンドしたジエも2位につけているので、今週優勝しなければ(賞金女王レースで)負けると思っていました」。
賞金女王レースではこれで2位の申ジエに36,846,751円の差をつけ、2年連続の賞金女王に向け大きく前進したことになる。また通算20勝達成の試合数では156試合でアン・ソンジュの147試合に次ぐ歴代2位(1988年ツアー制度施行後)の記録となった。
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