笠りつ子、今季3勝目へ向け、『自分らしく攻める』

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞
大王製紙エリエールレディスオープン　エリエールゴルフクラブ松山（愛媛県）　

　笠りつ子、今週のキーワードは親孝行。となれば、ターゲットは優勝だけだ。「まずは今大会ですね。ベストコンディションで臨めば、勝てる。そんな感じです」とボルテージが上がる。一方、それ以上に気合が入っているのは、キャディーをつとめる、父・清也さん。「今回が今年、最後のコンビです。前週以上の成績をあげたい。だから、優勝を」と話した。この日は、プレーの傍ら、コース内で紅葉を楽しんだ。季節の移り変わりへも、関心を示す。こうした余裕が好調を持続する要因にもつながる。

　「自分らしく、攻めていきます。第2打を横ぶれさせずに、バーディーチャンスをたくさんつくりたい。グリーンが大きいので、ただボールを乗せるだけではダメ。そういった意味ではやっぱり、パッティングが大事でしょうね」と自らに言い聞かせるように語っていた。ちなみに、清也さんは今季の躍進を、「よくショットといわれるけど、それ以上にパッティングに安定感が加わった」と分析。2016年父娘の総決算が、17日からスタート。賞金女王レースをデッドヒートさせるためにも、さらなる闘志をたぎらせる。