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2016.11.21

MVPは誰の手に― メルセデス・ランキング争いに注目!

<Photo:Chung Sung-Jun/Getty Images>

 2016年LPGAツアー最終戦 『LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ』(賞金総額1億円、優勝賞金2.500万円)が11月24-27日までの4日間、宮崎県宮崎市・宮崎カントリークラブ(6.448ヤード/パー72)で開催される。

 今大会はファイナルにふさわしく、LPGAツアー4大公式戦のひとつで、前週の大王製紙エリエールレディスオープンまでの優勝者、今季の賞金ランキング上位25位までのトッププレーヤーが、ナンバーワンを決定する国内最高峰のビッグトーナメントだ。

 主な出場選手は2年連続で賞金女王に輝いたイボミ。前年度優勝者で賞金ランキング2位の申ジエ、賞金ランキング3位で、日本人最高の笠りつ子、同4位で、日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯など2勝をあげている鈴木愛など上位陣がずらりと揃う。一方で、未勝利ながらもトップ10フィニッシュ8回と安定感を身に着け、プロ3年目の進化が著しい堀琴音が、ツアー初Vを公式戦で-と狙っている。他では、待望のツアー初優勝をあげた、松森彩香ささきしょうこ福嶋浩子葭葉ルミにも注目。

 今大会、興味の焦点はMVP争い。すでに賞金女王は確定したが、ポイント制で争われるメルセデス・ランキングは最後の最後までもつれている。首位のイボミと2位の笠りつ子は激しさを増し、その差が24ポイントと肉薄しておりタイトル逆転の可能性が残された。4大公式戦は、順位に応じたポイントが通常の2倍に。優勝なら計64ポイントを獲得できる。

 「今年は、過去大会最多の31人が出場。より総決算にふさわしいオールスター戦の意味合いが濃くなるでしょう。ファイナルにふさわしく、全員が優勝候補です。頂点の戦いはより激しさを増すことが請け合い」と熱い口調で語るLPGA会長・小林浩美。さらには、「2012年からスタートした、LPGAメルセデス最優秀選手賞も、5年目を迎えて選手やファンにも浸透して、より高いステイタスとなっています」とボルテージが上がった。

 一方、大会実行委員長・原田香里がより高いコンセプトを口にする。「去年より、もっと厳しく。選手はそれに応えてくると思う」。より厳しくとは、ピンポジションのことだ。「ボールを飛ばすだけではない。よくティーショットをフェアウェイに置いておけば、という声を聞く。でも、今回はそうはいかない。すべてのショットで脳をフル回転してもらう。厳しくて長い4日間になることは間違いありません」と話す。その上で、「気象条件にもよるけど、優勝スコアは5、6アンダーになると私は、予想しています」と付け加えた。

 賞金女王獲得の目標は、来年以降へ持ち越したが、ディフェンディングチャンピオン、申ジエが狙うのは連覇。「久しぶりに宮崎での試合。ようやく来ましたね。この日を楽しみにしていた」という。高麗グリーンが得意な上に、「去年の素晴らしいイメージ、感触がまだ残っている」とも。「去年の最終日。私のゴルフ人生で初めての体験があった。私自身と、クラブ、ボール、それからピンが一体になった。コースが私を呼んでいましたね」と不思議な経験をうれしそうに語っている。

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