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2016.11.25

抜群の存在感 申ジエが燃える理由は-

<Photo:Chung Sung-Jun/Getty Images>

 2016年LPGAツアー最終戦『LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ』(賞金総額1億円、優勝賞金2,500万円)大会2日目が11月25日、宮崎県宮崎市・宮崎カントリークラブ(6,448ヤード/パー72)で行われた。前日とは一変。晴れ、微風のコンディテションを味方に、昨年度優勝の申 ジエが7バーディー、1ボギーの66をマークして、通算7アンダーで単独首位に立った。3打差の通算4アンダー、2位はキム ハヌル。通算3アンダー、3位タイで鈴木 愛、渡邉 彩香が続く。今季の賞金女王が確定したイ ボミは通算1オーバー、15位タイ。(天候:晴れ 気温:14.1度 風速:1.3m/s)

【大会2日目 ハイライト動画公開中!】

 誰のためにプレーするのか。プロゴルファーは当然、自分自身だ。その気持ちを封印。この日の申 ジエは、交流を続ける宮崎市内の福祉施設で暮らす子どもたちのために渾身のプレーを展開した。「3日目に、施設の子どもたちを招待しています。もし、私の順位が下位だったら、みんな、がっかりするかもしれない。ひとつでも上の順位になるため、精いっぱい頑張った」。

 スタートから3連続、締めくくりも17、18の連続バーディーはコースの難度を考えれば離れ業だ。特に18番は、「去年まで2大会、パーをとれなかったほどの苦手意識が…。でも、きのう、パーをセーブできてホッとした。気が楽になったら、きょうはバーディーが。ピン手前から8メートルのパッティングが決まるなんて、私がビックリです。おかげで、残り2日間のために、とてもいいイメージがわいてきた」と満面に笑みをたたえている。

 そうはいっても、気を引き締めることも忘れない。「毎日、違う風が吹いている。ちょっと成績が良かったからといったって、安心なんてできない。あすも施設の子どもたちの前でいいプレーが見せられたら、うれしいです。さぁ、練習へ行きましょう」。万全の準備をして、小さなVIPをお迎えする。

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