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2017.4.13

笠りつ子は、原点回帰 『ゴルフに感謝』をアピール

2017年LPGAツアー第7戦『KKT杯バンテリンレディスオープン』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)が14日、熊本県菊池郡菊陽町・熊本空港カントリークラブ(6,452ヤード、パー72)で開幕する。13日はプロアマトーナメントが行われた。昨年は熊本地震発生で、中止に。2年ぶりの今大会は、より熱く、よりスリリングな戦いが展開される。

 プロは結果がすべて。はやる気持ちを抑えながら、「プレーができるのを楽しみにしてきた」と笠りつ子は淡々と話した。熊本地震からあす、14日で1年が経つ。被災したからこそ-の経験をこれほどエネルギーにした選手はいない。

 「ゴルフができることの感謝をかみしめました。それまでは、プレーができることは、当たり前だったものが、あの地震で考えさせられた。人生についてもそうです。生きていることのありがたさ。明日はどうなるかわからない状況だったから、毎朝、目覚めた時、今日1日、悔いのないように行こう、と自分へ言い聞かせるのがルーティンになった」と明かす。16年はキャリアベストの賞金ランキング3位と大躍進を果たした。

 一方で、今大会は自身のスタートだ。ゴルフを始めた小学3年から慣れ親しんだコースでのプレー。原点が頂点という言葉もあるほどで、あの頃を思い出すことが、さらなる可能性を引き出す。「中学時代、初めてここでプロの試合に出場。それ以前にも、何度もボランティアをしていたから、楽しい思い出が、このコースにはたくさんあります。女子プロにサインを初めていただいたのも、ここでした。原田香里(LPGA副会長)さんです。私の部屋に、サインが飾ってある」とうれしそうだった。

 もちろん、狙うのは優勝だ。とはいえ、気合ばかりを入れても、空回りするケースが多いのも勝負の世界の常。それだけに、「自分のペース、自分のベストをつくせばいい。熊本だからとは気負わずに、結果重視でいきます」と語っていた。


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