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2017.4.14

東葵 レギュラーデビュー戦はワンダーランド

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

KKT杯バンテリンレディスオープン 熊本空港カントリークラブ(熊本県)1日目

 夢のレギュラーツアー。熊本市出身、東葵が地元のデビュー戦で素晴らしいパフォーマンスを展開した。「1ホール毎が精いっぱい。でも、途中で自分の名前がスコアボードにある。とても信じられなかった」。大会1日目はイーブンの4位タイでフィニッシュした。プロ3年目の26歳。ようやく、巡ってきた自身の晴れ舞台だ。「本当は去年の大会で推薦出場する予定でした。しかし、地震で中止。ようやく念願がかなった」。

 この日のテーマは、「大狙いをしない。ここは、していいミス、絶対にしてはいけないミスがある。試合がない時は、週に5回は通っているコースです。知りすぎて逆に怖い」と話す。プロテスト合格以来、ステップアップツアーが中心だった。昨年の賞金獲得額は140万5,450円。「何とか、やりくりをしてここまできた。とにかく経費がかかります。クラブは提供していただいている。でも、ボールなどの用具はすべて自己負担。今週初めもボールを買って、ここに備えました」と打ち明けた。

 この話には後日談がある。レギュラーツアーがいかにすごいか-身をもって体験したのだ。「実は、開幕前、メーカーさんから、ボールとパターを提供してくださることになりました。ビックリと同時に心からありがたいと思います。レギュラーツアーって、本当にすごい。もっともっと頑張らなければいけません。所属先などの個人スポンサーも、ついていただけるとありがたいです」。

 日本で1人というセールスポイントがある。LPGA会員で、漢字2文字は東だけだ。「よく外国人かといわれます。それから、ヒガシではなく、アズマさんとばかり呼ばれる。キャディーバッグ置き場では、いつもア行のところばかりです。プロになったからには、ヒガシ・アオイと皆さんに知ってほしい」とアピールした。

 実力勝負の世界。どんなことがきっかけで、強運が巡ってくるかわからない。大会2日目は、イボミとラウンドするチャンスに恵まれた。アオイ・イン・ワンダーランドである。

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