蛭田みな美　チャレンジが呼び込んだ2位タイ

＜Photo：Matt Roberts/Getty Images＞

ヨネックスレディスゴルフトーナメント　ヨネックスカントリークラブ（新潟県）最終日

　初のトップ5フィニッシュ。プロ2年目の蛭田みな美は、意外なことを口にした。「プロになって本当に、良かったと思います。毎週、試合があってうれしい。いろいろと試すことができる」。優勝争いに加わったのは、13番からの3連続バーディーだ。「12番で、2メートルのバーディーチャンスを逃してしまった。きょうは、調子が良くても、なぜか2メートルのバーディーパットが前半から入らない。だから、思い切ってクロスハンドから、オーバーラッピングに戻した」。

　たった、これだけで13番で4メートル、14番が5メートル、そして15番は2メートルのバーディーパットが決まったのだから不思議だ。「いい意味で、開き直れました。何事も経験です。試合でやったのは、初めて」と振り返る。もっとも、優勝を意識したか－の質問には、「欲はかかないつもりだったけど、最終ホールのティーショットで、ちょっと力が入ったかもしれません。2位はうれしい。だけど、今回は短縮で36ホールの勝負でした。本当なら、あと1日、2日ある。喜んではいけないし、これで満足してはダメです」。しっかり、自分を戒めた。