黄璧洵が10年振りとなるレジェンズツアー優勝！

　2017年度LPGAレジェンズツアー第2戦『ふくやカップマダムオープン（グランドシニアの部）』（賞金総額200万円、優勝賞金40万円）の最終日が、福岡県糸島市の福岡雷山ゴルフ倶楽部（5,240ヤード／パー72）で行われた。

最終日は、レギュラーツアー29勝を誇る吉川なよ子とレギュラーツアー13勝をマークしている黄璧洵が、3オーバーで並びプレーオフに突入した。プレーオフ1ホール目をパーでまとめた黄が優勝を飾った。4オーバーの3位タイに加納由美子、高須愛子、黄玥珡が入った。（天候:曇りのち晴れ　気温:23.1℃　風速:2.7m/s）

　「私が優勝って信じられないね。レギュラーの時にいろんな人とプレーオフをしたけど、吉川さんとはプレーオフしたことない。緊張しました」と優勝しても冷静に話し始めた黄璧洵。「前半終わって私が2オーバーで、（黄）玥珡さんが1アンダーだったので、まさかプレーオフになるとは思ってもなかった。彼女は最近ゴルフが安定していたし、私は17番、18番ともボギーだったのでダメだなって思っていた。吉川さんとのプレーオフなんて考えたこともなかった。プレーオフのパットは一番緊張したね」。最後は、黄玥珡が見守る前で1m弱のパーパットを沈め、優勝を決めた。

　一昨年までは、台湾のレギュラーツアーにも出場していたが、昨年は体調を崩し入院もしたという黄。「具合を悪くしたので、もう3日間歩くのも辛いね。でも、好きな日本で優勝出来て良かった。今度は玥珡さんと優勝争いしたいね（笑）」。元気を取り戻した黄が、大宝マイスターゴルフカップ2007以来、10年振りとなるレジェンズツアー優勝を飾った。