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2017.8.23

連覇へ向け達観 笠りつ子VS小樽

 2017年LPGAツアー第25戦『ニトリレディスゴルフトーナメント』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)が8月24日、北海道小樽市・小樽カントリー倶楽部(6,548ヤード/パー72)で開幕する。23日は、小泉純一郎元首相が参加し、プロアマ大会が行われ、ムードは大いに盛り上がっている。

 時ならぬ、雰囲気に選手もより背筋が伸びた様子。今大会のプロアマ大会へ、小泉元首相が出場。「小樽でプレーしたのは、初めて。とても素晴らしいコースだ。プロアマ大会へ出場したのは、約30年ぶりかな。ニトリさんは、(東日本大震災の)友だち作戦へ1億円を寄付していただいた。その恩返しです」と語った。一方で、ゴルフのもつ魅力を力説。「きょう、歩いたのは、1万8000歩。これだけの暑さで、公園のウォーキングならとても5、6時間、歩けはしない。でも、クラブをもってプレーしながらなら、平気なんだ。それに、父と子、夫婦、老いも若きも男女一緒で、技術のレベルを超えて楽しむことができる。そんなスポーツは、他にないでしょう」。

 とまぁ、この日ばかりは、選手がゲストと楽しい1日を過ごしたわけだが、あすからはツアー屈指の難コースと、壮絶なバトルが待ち受ける。「きょう、プレーして、去年のことを少しだけ思い出した。確かに、いいイメージはあります。でも、厳しい4日間になることは間違いなし。だって、全ホールが難しい」。ディフェンディングチャンピオン、笠りつ子の表情が引き締まる。そうはいっても、条件が過酷になればなるほど、底力を発揮するタイプ。ましてや、今大会2勝と相性がいい。

 今シーズン、なかなか調子が上がらず、「去年と比べて70パーセントぐらい」と控えめだが、笠をコースが呼んでいる。「この大会は、人を見ない。つまり、コースと戦う。小樽に勝つには、どうしたらいいか。朝から晩まで、それだけですよ。ものすごく疲れるけど、ゴルフをしているなぁ、という充実感に包まれる」とほほ笑んだが、瞳の奥には闘志の炎がメラメラと燃えていた。

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