2017.8.24
2日目を終え優勝争いは混戦へ
2017年度LPGAレジェンズツアー第3戦 『シブヤカップ』(賞金総額2,000万円、優勝賞金300万円)の2日目が、石川県金沢市のゴルフ倶楽部金沢リンクス(5,771ヤード/パー72)で行われた。(天候: 晴れ時々曇り 気温: 31.1℃ 風速: 9.9m/s)
昨日に続き、リンクスならではの強風が選手たちを苦しめる。2日間を終え首位タイは144ストローク(イーブンパー)に高 又順、たに ひろえ、鎮西 まゆみの3選手が並んだ。1打差の4位には白戸 由香がつけ、優勝争いは混戦模様となってきた。
首位タイに立つ鎮西 まゆみはこの日、耐えるゴルフで首位に並んだ。「昨日、今日とドライバーの調子がいい。それに加え今日はこれだけ風が吹き荒れる中、自分の飛距離と風の計算が合致していました。1ショット1ショット集中できていました」と振り返った。
「最後のダブルボギーが悔しい」。何度もボギーを打ちそうなピンチはあったが、耐え凌いで17番ホールまでノーボギーのプレーを演じていただけに悔やしさがこぼれる。「セカンドショットで池に入れちゃって。更に4打目はシャンク」。最終ホールだからといって、決して気が抜けた訳ではない。それでも最後は1パットのダブルボギーで踏みとどまり、首位タイで明日の最終日を迎えることになった。
自身のレジェンズツアーのルーキーイヤーである2012年『LPGAレジェンズチャンピオンシップルートインカップ』以来の最終日最終組をプレーする鎮西。「あの時は森口祐子さんに負けてしまいましたけど、今回は勝ちに行きたいです」。と意気込みを話した。
高 又順(1位タイ:EVEN)
「今日の風は昨日の風よりも強く感じました。難しいスタートホールでダブルボギー、2番、3番ホールでもボギーにして一気にスコアを崩してしまいました。それでも後半に入ってからは4つバーディーを獲ったから、なんとかイーブンパーに留まることができました。ショットだけじゃなくて、グリーン上も風の影響がすごくて。フォローの風が吹いている中では強く打てなかった。アゲインストの風だとしっかり打てるからカップに入ってくれました。ショットもパットも良いマネジメントが必要ね」。
白戸 由香(4位:+1)
「自分のショットが良くなかった。昨日はアプローチとパターに助けられたが、今日は良いところに着けられなかったです。スタートホールからスコアを落として、やること、なすことすべてが上手くいかなかった1日でした。特に風が重たく感じましたね。ショットが少しでも悪いとどこに飛んで行くのかわからないぐらい。後半に入って12番ホールで15mぐらいのバーディーパットが決まってから流れを取り戻せた感じはありました。昨日、今日とボギースタートなので、明日は拾っていって、チャンスで決めて行きたいですね」。
2017年度LPGAレジェンズツアー グランドシニアの部 第2戦 『シブヤカップ(グランドシニアの部)』(賞金総額250万円、優勝賞金50万円)の1日目が、石川県金沢市のゴルフ倶楽部金沢リンクス(5,214ヤード/パー72)で行われた。
高須 愛子(1位:+3)
「1日通してパットも良かったり悪かったり。ショットが曲がらなかったからスコアに繋がっただけですね。今日は3バーディー獲ったのに、6ボギーも打ってるからね。今日はたまたま上手くいっただけかな。風が強いけど、グリーンは止まってくれるから、まだゴルフになります。最終日は楽しみます」。
加納 由美子(2位:+4)
「今日は刻むゴルフをしていました。ロングホールはドライバーを握ったけど、他はユーティリティで打ってました。ドライバーは高い球が出るので、アゲインストの風だと戻ってきてしまう。パッティングがなかなか入らなかった。1ピンぐらいの距離を何度外したことか。曲がるラインも深読みしすぎて曲がってこないことが多かったですね。明日はイーグル獲れるように頑張ります。」。
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