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2017.8.27

final day プラスワン~小樽CCの奇跡~

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

ニトリレディスゴルフトーナメント 小樽カントリー倶楽部(北海道)最終日

小樽カントリー倶楽部の奇跡。決勝ラウンドの2日間、信じられない瞬間があった。最終日、優勝シーン以上にギャラリーの大歓声が響き渡ったのは李知姫、鈴木愛のイーグル2連発。状況はこうだ。

9番(パー5)

李「レイアップして、第3打の残りは110ヤード。PWで軽めに打った。でも、ボールが思っていたより右へ。ピン手前5メートルに落ちて、うまくラインに乗りました。ラッキー」

鈴木「第3打の残りが88ヤード。54度を選択した。先に打った知姫さんの良いイメージが私にも残って、うまくいくのでは…。そんな予感がありました。でも、同じようなラインに乗ってカップインするなんて、予想もしていない。カップにボールが2つ、グリーンからは全く見えずにしっかりと収まっていたのを確認した時は、すごいことをしたんだなぁ、と感じた」

各関係者へ話を聞いても、カップインの2連発は、まずお目にかかったことがない。お目にかかれないそうだ。ギャラリーが仰天したのは、ある意味、ホールインワン以上のミラクルシーンを目撃したからだろう。

実は、同じような光景が大会第3日の3番(パー4)でも-。

第3組の藤田さいき、福田真未がカップインの2連発で、こちらも大歓声に包まれた。

藤田「右ラフからの第2打は、残り143ヤード。9Iです。ジャストタッチでカラーへボールが落ちて、スライスラインに。カップインする瞬間を私は残念ながら見られなかった。でも、皆さんが大騒ぎしているので、イーグルだと思いました」

福田「第1打を曲げて、第2打はボールを出すだけ。木に2度も当たった。イーグルの藤田さんとハイタッチをして、祝福を。それから右ラフから、私は第3打へ向かいました。残りが98ヤードで52度。うまく打てた、と手応えは十分。ピンが左傾斜しているところに切ってあり、ポンポンと転がって、ボールが消えて…。きちんとカップインしているかを入念に確認してから、2人でピンを抜いた。私はバーディーだったけど、こういう経験は今までなかったです」

ちなみに、離れ業を目前で見せられた、同組のホステスプロ、岡山絵里はどうだったか。

岡山「心から驚いた。確かに、あんな派手なところをみせられた後で、3メートルのバーディーパットを残していた。しかし、私も負けない。そんな感じです。気合でボールをねじ込んだ」

今大会は、ツアー屈指の難コース。全ホール、より高い集中力が要求される。トッププロのたぐいまれなテクニック、精神力に北海道のファンが酔いしれた。

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