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2017.9.4

メモリアルVは誰が- アジアナンバーワン決定戦開催!

<Photo:Chung Sung-Jun/Getty Images>

 LPGA創立50周年の記念大会。プロ日本一だけではなく、アジアナンバーワンを決定する『第50回日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯』(賞金総額2億円・優勝賞金3,600万円)は9月7日、岩手県八幡平市・安比高原ゴルフクラブ(6,640ヤード/パー71)で開幕する。

 LPGAが取り組んだ、5年間のビッグプロジェクトには、持てる限りの情熱と、次の50年へ向かう意欲の表れだ。LPGA会長・小林浩美は、「時代をまたいで、永遠に優勝者は称えられる。女子プロゴルフの頂点がここです。これまでは、日本一決定戦としての位置付けでしたが、今大会からアジアの軸となる。コニカミノルタ様の大きなサポートのおかげで、賞金など、さらにスケールアップしました」と熱く語った。

 その上で、こんな舞台裏を明かす。「岩手県で、選手権開催は初めて。5年前から50周年記念大会は、ぜひ、岩手で行いたい、と協会をあげて取り組んできた。東日本大震災の復興支援を目的に、心をひとつに-のスローガンを掲げ、さまざまなチャリティー活動を展開していますが、トーナメントを開催することで岩手県の皆さんへ直接、女子プロゴルファーのエネルギーをお届けできると思います」。

すでに、コースセッティングを担当した岡本綾子が8月21日の記者会見で、「コースコンディションは、すごくいい」とタイコ判を押したように、万全の準備が整った。また、大会実行委員長・原田香里は、「6,640ヤードでしかも、パー71。昨今の用具の進化を考慮しました。ただ、飛距離のある選手が、絶対に有利なわけではありません。あくまでもテクニックを重視。グリーンはスティンプメーターで13フィート、コンパクション25と、女子ツアーではこれまでなかったような仕上がりを想定してきた」と力説する。

一方、1976、77年の樋口久子以来の連覇を目指す鈴木愛は今季、早い時期からV2を大きな目標にしてきた。「ツアー初優勝が2014年の選手権でした。去年も、まさか同じ大会に勝てるとは思ってもいなかったです。だから、試合が終わって4日間を振り返った時、1打、1打に運命のようなものが宿っていた気がした。プロになって5年。技術は当然のこと、精神面でどのぐらい成長してきたか、今大会ではかってみたい。全身全霊で臨みます」と話していた。

プロになったなら、誰もが欲しいタイトル。小林は歴代優勝者が刻まれたカップを見やりながら、つぶやいた。「50周年の節目に勝つことは、何物にも代えがたいステイタス。私も何度か、選手権に勝つチャンスがあった。(米ツアー参戦前年の)89年(2位)、惜しかったなぁ」。次の50年へ、いざ決戦の時が来た。

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