調子が良いときほど慎重に！柏原明日架が“３度目の正直”に挑む

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

日本女子オープンゴルフ選手権競技　我孫子ゴルフ倶楽部（千葉県）1日目

　柏原明日架が６バーディー、ノーボギーの６アンダー66でラウンドし、首位と１打差の暫定２位と好スタートを切った。『日本女子オープンゴルフ選手権競技』では2015年大会は４位タイ、2016年大会は最終日を２位タイで迎えながら15位タイに沈んでいる柏原。2年連続で、最終組でラウンドしながら悔しい思いをしているだけに今年は３度目の正直といきたいところ。柏原本人は『日本女子オープンゴルフ選手権競技』だから特別な気持ちがあるわけではないと言うが、この日のプレーぶりを見る限りでは、この大会との相性はある意味で良いようだ。

　「秋口からいつも調子が上がってくる感じはあります。今日はティーショットも安定していましたし、ほとんどピンチらしいピンチも無かったですね」。

　雨の影響でグリーンが止まりやすくなり、ピン位置がふってあるホールでもキャリーで狙っていった。自分の飛距離を活かせる状況だと冷静に判断し、終始落ち着ついてプレーができたと振り返る。

　柏原は勝ちたい気持ちは試合を重ねるごとに増していると言う。ただ、焦りの気持ちはない。今まで自分のミスで優勝を逃してきた経験は確実に糧になっているからだ。

　「あと３日間、良い意味で自分に期待しすぎずにプレーしたいと思います」。的確に自己分析できるようになった点は成長の証。ツアー初勝利がメジャーでの優勝となるのか。明日からのプレーに注目したい。