2017.10.21
3rd day プラスワン~新海 美優~
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
NOBUTA GROUP マスターズGCレディース マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県)3日目
雨の日のプレーでも、楽しそうに映るのはなぜか。即答だった。「このレインウェアが、ものすごい。元々、アウトドアブランドで、スキーウェアもつくっている。どんなに土砂降りでも、雨が染み込むことはない。このウェアのおかげです」。契約しているのは、2000年にスイスで誕生したKJUS(チュース)だ。自己主張をしないことが美学-をコンセプトとしているのも、極めて珍しい。
プロ4年目。新海美優は着実に力をつけてきた。開幕前、最大の目標だった賞金シード獲得を早々にクリアし、続いて、日本女子オープン出場を果たし、2週後のTOTOジャパンクラシックの出場権も獲得している。次のターゲットはツアー初V、LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ出場とワイドになった。「去年から良くなったのは、グリーンまわり。ショートゲームでしょうか。私は、ものすごいスコアを出すタイプではない。でも、ジュニアの頃からボギーを最小限に収めて、チャンスを確実にモノにするプレーを心がけている。でも、すごいスコアを出して、皆さんを脅かせたい。今、ベストスコアは66だけど、65を出してみたい。6アンダーと、7アンダーでは響きが違いますから…」。
ウェアとは対照的に、少しだけ自己主張する美学が芽生えた。プロは魅せることも重要なファクター。最近、女子力がアップしている、と評判だ。「アクセサリーなど、小物に気をつかうようになりました。以前は、興味があっても、なかなか足を運ぶのが面倒。だけど、気分転換にショッピングをするのもいい。最近、買ったものは、ピアス3つと、幸運が舞い込むという、ピンキーリング。テレビドラマでみて、いいなぁ、と思った」という。
一方、プライベートでの変化といえば、ゴルフ日記を。「日本女子オープン、スタンレーレディスと2試合連続で予選落ちをした。何かしなくてはいけない。そう思って、ゴルフで気がついたことなどを、その日のうちに書き留めるようにしました。頭の中で考えるのは当然でも、文字にすることできっちりとまとまる。最後に、スコアカードを貼って、終わりです」。以前、特技とルーティンを聞いた際、「スタートの12時間前にベッドへ入る」と聞いた。
それは現在も続けているのだろうか。「9歳でゴルフを始めた頃から、ずっとそのまま。しかし、夏場以降、いろいろと試して、体の切れがいいのは睡眠7時間30分がベストだと思った」。研究し、鍛錬の日々はまだまだ続く。もっか、取り組んでいるのは、最終日のスコアアップ。それは、あすのお楽しみとしよう。
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