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2017.11.10

ホステス・田辺の心意気 気負わずに4位タイ

<Photo:Matt Roberts/Getty Images>

伊藤園レディスゴルフトーナメント グレートアイランド倶楽部(千葉県)1日目

 よりシンプルに。プロ2年目の田辺ひかりにとって、この日はかけがえのないメモリアルデーだった。ホステスプロとして迎えた第1日。「自分にできることは何か。一番の恩返しは、いいプレーをすることだと感じた。そのためには、とにかく気負いを捨て去るしかありません。いいところを見せたいなどとは思わないで、1打に集中しました」という。5バーディー、1ボギーの内容は上々だ。

 今大会は、忘れられない思い出もある。アマチュア時代、唯一、経験したレギュラーツアー。主催者推薦選考会へ出場し、それを突破した。「(所属契約は)そのご縁だと思います」と語っている。今季は、主にステップアップツアーへ参戦。ところが、成績は上がらなかった。「調子が悪いわけではない。しかし、成績が伴わなかった。そうしている間に、だんだんと自信がなくなって……。こんなはずでは。どうしたらいい。悩みばかりが増え、自問自答の日々が続いた」と話す。負のスパイラルである。

 そうしたことを猛省。出た答えは、「今年、最後の試合。一切の邪念を捨てて、プレーだけに集中する」だった。気の持ちようで一変。「ショットの調子がとても良く、ピンに絡んでいった。バーディーチャンスは、幸いにも、のぼりのラインでうまく決めることができた。どこを通すか。それだけに集中したことも良かったのでしょうね」と振り返った。再来週には、サードQTが待っている。

 「今年最後の試合で、きっかけをつかみたい。それにしても、レギュラーツアーは楽しいです」といい、こんな話を。「あこがれの選手は、同じ広島県出身の佐伯三貴さん。アイアンショットで、格好いい音がする。それも毎回です。まだ、お話をしたことはありませんけど」とうつむき加減で明かした。プロのこだわりは、道具の手入れ。練習が終わると、感謝の気持ちを込め、クラブを磨いていた。

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