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2017.11.11

2位T・川岸 4打差を跳ね返す-宣言

<Photo:Matt Roberts/Getty Images>

伊藤園レディスゴルフトーナメント グレートアイランド倶楽部(千葉県)2日目

 切れがいいのは、ショットばかりでなかった。コメントの歯切れの良さも際立つ。「福田さんも、初優勝のチャンスで緊張するでしょう。私も最終日、最終組で経験がある。勝ちたいと思います」。昨年のプロテスト合格後、ガラリと変わった。ジュニア時代から大器と評判だったものの、なかなか素質が生かせない。それが、ここ1年でツアー初優勝を成し遂げ、来季の挑戦は断念したが、米ツアー参戦を視界に入れるまでになった。

 「去年12月のLPGA新人戦加賀電子カップも、強風でこのコースでプレーしました。きょうも風が強い。でも、穏やかに感じたことが成長できたかな、と思ったことです」という。それだけではない。この日は4バーディー、1ボギーの内容。ただ、ハイライトは7番のパーセーブだった。カラーから8メートル。しかも、下りのスライスラインだ。「ボギーは覚悟した。カップインしていなければ、10メートルくらいボールが転がっても不思議はなかったでしょう」。飛距離ばかりにスポットが当たるが、度胸も満点で、テクニックもすごい。

 アゲンストの強風がふきつけるコースも、1Wで弾道を打ち分ける。「通常より、ロフトを立て、フェースの真ん中にボールを当てることだけを考えます。それで、ボール1個分、中に入れ、横振りのイメージで私は打っている。ランが出るし、それほどのロスはない。きょうも5-6回、実践した」と解説している。改めて、すごさがわかった。その可能性は無限大。だからこそ、逆転Vを言葉にしたのだろう。

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