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2017.11.12

福田真未、ハラハラドキドキのツアー初V

<Photo:Matt Roberts/Getty Images>

 2017年LPGAツアー第36戦『伊藤園レディスゴルフトーナメント』(賞金総額1億円・優勝賞金1,800万円)大会最終日が11月12日、千葉県長生郡長生町・グレートアイランド倶楽部(6,741ヤード/パー72)で行われ、通算11アンダーで福田真未がツアー初優勝を飾った。1打差の通算10アンダー、2位は追い上げたアンソンジュ。通算8アンダーの3位タイへ川岸史果、上田桃子など5人が入った。(天候:晴れ 気温:15.7℃ 風速:2.7m/s)

 人生で最も長く感じた18ホール。しかし、福田真未は「勝つ」というプロゴルファー、最大の使命を見据えていた。過去2度の失敗を繰り返さない。冷静に状況を把握して、悲願のツアー優勝を手繰り寄せた。結果は1打差でも、「今回の優勝がこの先、将来の自信に変わると思う。私は、勝ったからといって、変わりません。もっと、努力を続けよう-今、誓ったところです」。

初優勝のシーンは、どの選手でも大きな感動を呼ぶ。この日は、涙を流したギャラリーもいる。それほどの激闘だった証明だ。前半、2バーディーを奪い、Vロードを快走。後半へ入っても12番で、カラーから難しい6メートルのバーディーを奪い、2位以下に6打差をつけた。楽々の逃げ切りパターン。が、13番で3パットのボギーを叩く。せっかくの良い流れが少しずつ、変わってしまう。続く、14番は、残り130ヤードの第2打をミス。連続ボギーとなった。

 にわかに表情もけわしく、15番もフェアウエイからにかかわらず、第2打が左の林へ。まさかの3連続ボギーにギャラリーがどよめいた。風雲急を告げたのは、6位からスタートしたアンソンジュが、猛チャージをみせたからだ。「確かに、13番あたりで、イヤなことが一瞬、脳裏をよぎった。でも、私には経験がある。そう言い聞かせ、余計なことを考えない。やるしかない。誰も助けてはくれません。16番から、リズムを崩さずクラブを思い切り振っていこう」。

 本人は苦笑したものの、日本シリーズ第6戦で、ソフトバンク・内川の同点弾に感銘を受け、「絶対にあきらめてはいけない」と肝に銘じたことが、さっそく生きた。結果は1打差でも、上り3ホールのパッティングは、とにかくお見事。「ウイニングパットは、1メートルでも、カップまでは、遠くに感じた」といい、「よく自分が勝ったことが信じられない。そんなコメントをたくさん拝見するけど、確かにその通りでした。信じられません。本当です」と、興奮した口調で語った。

 前週までの賞金ランキングは58位。「大会1日目の前夜は、残りが2試合。どうしたら、賞金シード権をとれるか。調子が良いとはいえないし、まったく眠れない。それを思えば、きのうもよく休むことができた。自信があったわけではないけど、今までとは違っていたと思います」とひと息ついて、「6打差がついていたことは、スコアボードを見たから知っていた。だけど、守りに入る気持ちはありません。よしっ、もっとスコアを伸ばす。逆に、1打差になった状況も、17番のスコアボードで確認。それは、緊張しました。でも、そんな状態で自分がどんなプレーをできるか、という興味もあったんです」と明かした。

 今回の優勝で、置かれた状況が一変。勢いを味方に、残り2試合でどんなパフォーマンスを見せるのか。経験を活かすのは、早ければ早いほどいい。

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