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2017.11.15

平均ストロークが命 申ジエ、最大のこだわり

 可能性が残されている限り、あきらめない。申ジエはラスト2戦に賭ける。「できれば2連勝。ベストをつくす」と静かに闘志を燃やす。日本ツアー賞金女王のタイトルは、悲願だ。「応援してくださる、周囲の人が期待しているからです」という。とはいえ、状況は厳しい。仮に叶わなくても、絶対に確保したいものもある。それが、平均ストローク1位だ。もっか、首位をキープ。キムハヌル、テレサ・ルーが続く。

 「今季、目標のひとつは、平均ストロークの60台。これは、ゴルフを始めた時から、父が繰り返した教えでした」と前置きした。「18ホール、プレーをすれば3回以上のチャンスが必ずやってくる。それを活かしなさい」が、プロになっても金言となっている。すでに、韓国ツアーでは、ルーキーとして参戦した2006年、69.72をマーク。韓国初の快挙だった。当時の思い出を、こう語る。「すごいね、と祝福してくださった方が多かった。でも、できる人は、何をやってもできる、と皮肉のようなことも言われて…」。

 平均ストロークは、申ファミリーの悲願でもある。「家族がやたらと、69という数字を意識していた。携帯電話などの番号も、みんなが69の数字を入れている」。前週は自身が所属先と共催したジュニアトーナメントを行った。「1日目は、母の命日。全員がスタートしてから、お墓へ。そして、手を合わせ、いろいろと報告してきました」。新たに誓いを立てたせいか、より晴れ晴れとした表情だ。


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