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2017.12.2

笠りつ子の心意気 気合でV奪取

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 貴重なポイントゲッターとして、日本代表を支える存在。笠りつ子は唯一、3大会連続出場を果たしている。加えて、昨年はキャプテンとしてチームをけん引。「結果は2位。でも、お引き受けして良かった。お話があった時は、乗り気ではなかったけど今、振り返ってみると、貴重な経験をさせていただきました」と、この日、改めて感謝のメッセージを口にした。 大会2日目の相手は、ALPGのS・Jスミス。「プロアマ戦と、1日目はすごく調子がよかったけど…」といい、「しかし、きょうは朝から調子がでなかった。1Wがフェアウェイへ行かない」と話した。

 10番で逆転され、11番のスコアボードを見ると、目の色が変わる。「チームのみんなが勝っていれば、私は-と甘えるところだけど、ムードは劣勢。私は行かなくてはならない、と気合が入った。もう、余計なことは考えない。1Wを思い切り振り切ると、うまくいきました」。ここがキーホールとなって、2&1で貴重な2ポイントをチームへもたらした。

 「内容はほめられたものではない。とはいえ、首の皮一枚で勝つことができた」と安どのため息がもれる。前日、キャプテンの成田は自身の敗戦に涙を。その姿を目の当たりにして、なぐさめるのではなく、「まだ、2日間、残っている」と、あえて強くいった。右ほほには、金文字でVICTORYのフェイスペインティングを施し、戦いへ挑んだ。すべてはチームのために。笠の心意気と気配りは千金の価値があった。

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