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2018.3.10

18年、テーマはスマイル アンソンジュの決意

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 2018年LPGAツアー第2戦『ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップ』(賞金総額・8,000万円/優勝賞金・1,440万円)大会2日目が高知県香南市・土佐カントリークラブ(6228ヤード・パー72)で行われた。この日、圧巻のプレーを披露したのは、アンソンジュ。通算7アンダーとスコアを伸ばした。通算5アンダー、2位は横峯さくら、通算4アンダーの3位タイに申ジエ、鈴木愛、テレサ・ルーの実力者が最終日、逆転を狙う。
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 求めるのは、完璧。だから、まっいいか-という言葉を口にしたことがない。アン ソンジュは、そんな人だ。66の猛烈スコアも、「後半、自分が思っていたよりもうまくいかなかった」。まず、飛び出すのは、反省だ。「上がりの3ホール、納得がいかない。バーディーチャンスにつけても、きっちりと結果を残せなかった。具体的にいうと、スライスラインのパッティング。確かに、現在のパッティングのテーマは、スライスラインをどう決めるか、です。そういった不安がパターに伝わったのかもしれない」と解説した。

 とはいうものの、スタートから、久々にアンらしさを全開。同組でプレーした、テレサ・ルー、イミニョンの2人も手が付けられない、といわんばかりに目を丸めている。1番から5連続バーディーで、高知のファンから拍手喝さいを浴びた。「5連続は、おそらく、日本でも、韓国でも初めてでしょう」という。過去、3度の賞金女王に輝いた。しかし、持病の頸椎ヘルニアの影響で、一時は、「30歳で引退」と漏らしている。

 しかし、そのXデーは昨年8月で過ぎ去り、今季は、「笑顔を絶やさず、大好きなゴルフを楽しみたい」と宣言。最終日は、昨年の開幕戦以来の優勝がかかる。果たして、Vの手応えはどうか。「チャンスとはいえないでしょう。優勝争いは、1年ぶりですし、新しいクラブなども、まだなじんでいない。きょう言えることは、不安をなくし、すがすがしい気持ちで1番ティーに立ちたい。それだけですよ」。

 一方で、「去年は開幕戦で優勝したことで、逆に力が入ってしまった。とにかく、目の前の1打ちへ集中することだけを心掛ける」と浮ついたところがない。ちなみに、よほど昨シーズンが悔しかったのか、年末のアンケートでは、「賞金女王奪還」と記している。

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