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2018.3.28

プロ1年目・原英莉花が逆転で初優勝

<Photo:Masterpress/Getty Images>

 2018年LPGAステップ・アップ・ツアー開幕戦『ラシンク・ニンジニア/RKBレディース』(賞金総額1,500万円/優勝賞金270万円)の最終日が28日、福岡県糸島市・ザ・クイーンズヒルゴルフクラブ(6,506ヤード/パー72)で行われ、ツアールーキーの原英莉花が逆転で初優勝。2打差の通算4アンダー、2位タイは西木 裕紀子、山田 成美が入った。(天候:晴れ 気温:19.5℃ 風速:4.1 m/s)

 173センチの恵まれた体を誇り、ドライバーの平均飛距離250ヤード、女子ゴルフ界黄金世代の一角を担う原英莉花が、満開の桜とともに素質を開花させた。10歳からゴルフを始め、知人の紹介で、2015年から男子ツアー94勝のジャンボ尾崎を師と仰ぐ19歳だ。「今週は絶対勝つという思いで出場したし、プロ初優勝ができて、嬉しい気持ちでいっぱいです。これで、ジャンボさんへ良い報告ができます。安心しました」と言葉を弾ませた。

 首位と3打差で迎えた最終日。「バーディーを取りたい」と、3番で11メートルを沈め、勢いをつけると、6番では4メートル、9番からは3連続バーディーを奪い、一気に首位に立つ。「先週のLPGAツアーでの経験を活かせたと思う。1Wの調子が良くなってきた。おかげで、プレー中は不安がまったくない。ただ、絶対にボギーを打ちたくなかったので、16番だけは悔しい」と、狙い通りのプロ初Vは、鮮やかな逆転劇で決めた。

 最終18番、第2打地点からグリーンまで、原はメロディーを口ずさむ。「私、よく歌うんです。プレー中に良くないことを考え始め、流れが悪くなったときは独り言をいうことがある。歌も、結構…。打つ場所に行って、その場でパッと閃いたことをやりたい」。強い感性の源を明かした。アスリートとして必要不可欠な要素を携えている。「この優勝をステップに、次はもっと強い気持ちでいけると思う。これからも日々努力していきます」と気を引き締めた。きっかけをつかんだ開幕戦。プロ2勝目を早くも視界にとらえた。

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