2018.3.29
青木瀬令奈、75パーセントで2位Tスタート
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
ヤマハレディースオープン葛城 葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡県)第1日
桜吹雪が舞っている。ボギーだった17番から、18番のティーグラウンドへ向かう際、青木瀬令奈の脳裏に浮かんだのは、故郷・群馬の大利根小学校の桜。「苦しい時、悲しい時、いつも私を励ましてくれた。この季節、以前は予選落ちして帰宅すると、いつも足を運んだ」と振り返ったそうだ。18番、気を取り直して、バーディーを奪う。後半の活力源になり、首位から1打差の2位タイと絶好のスタートを切った。
この日は、アンソンジュと同組。「気が引き締まった。今年から、同じマネジメント事務所で、第2戦はプレーオフまでしっかりと見届けました。今季、私は開幕からあまり調子が良いとはいえない。少しでも、ヒントをつかめればいいなぁ、と思った」という。プレーのテーマは、75パーセントのパワーでショットをすることだ。クラブの振り幅が肩から肩まで。「今週は、ミート率アップの練習ばかりをしてきた。フルショットは、ほとんどしていない。でも、それがいい結果を生んだ要因だと思います」と解説した。
一方で、開幕戦からパッティングの不調にも悩まされている。「前週、初めて20パット台が出た。ずっと、30パット台ですから、それでは成績が上がりません。苦しかった。きょうは、23パット。良かったなぁ、と感じました」と話す。上昇急。自分に厳しい青木が、「ショット、パッティングともに90パーセントは、やりたいことができた」と2018年、初の及第点を与えた。
さらに、「あす以降、きょうのような感じで、気持ちに余裕があるプレーをしたい」とも。そして、「桜の花が大好きです。1年に1度、わずかな期間で美しい花を咲かせる。はかないところがいい。しかし、プロゴルファーはシーズン中、ずっと咲いているのがいいです。まず、1勝」は、自身へのエールだった。
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