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2018.4.28

16番の明暗 蛭田みな美がプロ初優勝

<Photo:Masterpress/Getty Images>

 2018年LPGAステップ・アップ・ツアー第4戦『九州みらい建設グループレディースゴルフトーナメント』(賞金総額2,000万円、優勝賞金360万円)大会最終日が28日、佐賀県武雄市・武雄ゴルフ倶楽部(6,255ヤード、パー72)で行われた。単独首位スタートの蛭田みな美が、通算8アンダーで逃げ切り、ステップ・アップ・ツアー初優勝。2位は通算5アンダーの笹原優美、香妻琴乃は、4位タイだった。(天候:晴れ 気温:23.4℃ 風速:1.3m/s)

 苦悩の末の喜び。蛭田 みな美は、初の優勝インタビューで、「良かった、ここに来ることができて。最終日は、いろいろありました」と、安堵のため息をついた。スタートの1番で、第1打がいきなりOBに。「動揺はなかった」と話す。なるほど、強気の姿勢を崩さなかった。続く、2番は「壁ドンで入った。ツキがあるなと思った」と10メートルのバーディーパットを決めている。8番のボギーで、一時は笹原へ首位を譲ったが、「チャンスは絶対にくる」と焦りの色はない。ぴったりとマークした。

 その笹原は、16番でボギーを叩く。対照的に、蛭田が左ラフからの第2打を2メートルにつけて、バーディー奪取。再び、単独首位に立った。「きょうは、あまりパッティングが決まらない。私は、ヒール寄りに構えるクセがあります。だから、芯に当てるように意識したら、いいところで入ってくれた」。最終、18番のバーディーパットも決め、「無意識でガッツポーズが出た。たぶん、初めてでしょう。勝ったというより、終わったーというガッツポーズです」と振り返っている。

 表彰式では、副賞として武雄市から、佐賀牛が贈られた。「昨日、18番でボギーを叩き、スタミナが足りないと思って、佐賀牛を食べに行った」という。しかし、すぐに表情を引き締めた。「すぐにでも、LPGAツアーへ戻りたい。来週は、ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップのウェイティング。再来週は、静ヒルズレディース 森ビルカップもあるし、全米女子オープンの予選会もある。静ヒルズの試合前日、2ラウンドのプレーはどうなるか。でも、しっかり体調管理をして、次に臨みたい」。エネルギッシュだ。

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