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2018.4.29

Day 3 松尾恵のプラスワン テック

<Photo:Ken Ishii/Getty Images>

サイバーエージェント レディスゴルフトーナメント グランフィールズ カントリークラブ(静岡県)最終日

 1ホール毎の、手に汗を握るような熱戦。ギャラリーの皆さんも、きっとハラハラドキドキの連続だったことでしょう。新垣比菜さんがツアー初優勝を手繰り寄せたのは、ひとことでいえば、忍耐力。そして、14番からの3ホールが運命を分けたと思います。

 14番、4メートル。決してやさしいラインではありません。よくぞカップインさせた、私はそう思った。ここが最大のポイントです。いい流れを引き寄せた。で、続く15番のバーディーにつながる。とはいえ、ここで微妙な変化が…。16番、第1打は、持ち前の思い切りの良さが影を潜めた印象を受けました。

クラブを振り切っていない。ボールをフェアウェイへ置きに行ったような感じです。結果は右斜面へ打ち込み、ピンチを迎えますが、ハッと目覚めたような表情を浮かべた。おそらく、守りの気持ちになっていたことに気がついたのでしょう。そして、リカバリーの第2打は、グリーン奥のカラー。そこから、1メートルに寄せて、これまたナイスパーセーブで、ピンチを切り抜けました。

 とにかく、しぶとい。同組でプレーした2人にも、そんな特長を印象づけ、いつのまにか相手にプレッシャーを与える立場に変わった。鈴木愛さんが、17番でパーセーブを逃したことも、そんな要因が影響を与えたのかもしれません。また、18番のアプローチも、お見事。できることなら、スカッと優勝をしたかったでしょう。最終日が、オーバーパーとはいえ、第1日、第2日の内容は素晴らしいものでした。

 さすが、ゴールデンエイジの旗手にふさわしい内容でした。スイングが安定し、トップの位置がすごくいい。無理なく、フィニッシュまで行ける。クラブが良く振れていました。前2日間の内容から、確かに物足りなかったかもしれません。でも、最終日、一度は首位を逆転され、逆に開き直れたのではないでしょうか。この経験は、昨年末のLPGA新人戦加賀電子カップで学んだに違いありません。最終日、4打差を逆転されたのは、確かにとても高価な授業料。ただ、その手痛い経験があったから、今日の優勝です。

 新垣さんの奮闘を、同期の勝みなみさん、吉川桃さん、吉本ひかるさんなどが、涙を流して祝ったシーンにも、ジーンときました。口にこそしなかったものの、次は私-と誓ったことでしょう。フレッシュな選手の台頭で、ツアーがますますおもしろくなる。切磋琢磨のエールをおくります。

(担当理事=松尾 恵)

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