2018.5.19
首位の小祝さくら 緊張しない独特の感性
<Photo:Masterpress/Getty Images>
LPGAツアー第12戦『中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン』大会第2日が5月19日、愛知県豊田市・中京ゴルフ倶楽部石野コース(6,441ヤード/パー72)で行われた。首位はプロ2年目の小祝さくら。通算8アンダーとスコアを伸ばし、ツアー初優勝を狙う。1打差の7アンダー、2位タイは穴井詩、テレサ・ルー。通算6アンダー、4位タイでペヒギョン、上田桃子が続く。(天候:晴れ 気温:22.5℃ 風速:3.6m/s)
独特のたたずまい。小祝さくらは、インタビュールームで着席すると、少しだけ伏し目がちになった。プロ2年目の初々しさが、ちょっとした仕草に表れる。ただ、強風下でも崩れないスタイルは、実に頼もしい。この日、最終組で同組の笠りつ子、ささきしょうこが大きく順位を下げたことを思えば、堂々の成績だろう。「今日は、まぁまぁ。後半、風が強くなって、本当に難しかった。パーセーブを第一に心掛けたけど、やっぱり後半がノーバーディーで終わったことは悔しいです」。第1日、65のスコアにも浮かれることなく、「また、ゼロからのスタートだと思ってプレーするだけ」を見事に実践した。
いつでも淡々としている。では、緊張することはないのだろうか。「最終日も緊張はしないと思います。今まで、緊張している……。そう感じたのは、アマチュアで初めてプロのトーナメントへ出場したmeiji カップのスタートホールだけです」と明かす。そして、「明日、気をつけるのは、スイングのリズム。そこだけです。前週、リズムが速くなってミスショットをしました。注意します」と少しだけ、力を込めた。
では、緊張という言葉がないのか。少し考えて、こんな話を披露した。ご贔屓は、KーPOPの防弾少年団。今年4月、横浜アリーナのコンサートへ出かけた。「前から2列目。ステージから自分の席がとても近い。本当に驚いた。すごく緊張した」。20歳の感覚は、常識では計れない。大まじめに答えた。一方で、自身が誕生する前のアイドルグループ、光GENJIをこの日、聴いたとも。スタート前のストレッチは、「暗い曲を聴きたくはない」という理由で、ミュージックアプリから、アップテンポを選択する。「大好きな曲では、プレー中、頭から離れない」。集中力が削がれてしまうわけだ。
黄金世代は、個性的な選手がズラリと揃った。お気に入りは、最終日のホールアウト後のお楽しみ。
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