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2008.4.13

スタジオアリス女子オープン 最終日

 LPGAツアー第5戦『スタジオアリス女子オープン』(賞金総額6,000万円、優勝賞金1,080万円)の最終日が、兵庫県三木市の花屋敷ゴルフ倶楽部よかわコース(6,480Yards、Par72)で行われた。この日は大会3日間で唯一の快晴となり、絶好のコンディション。多くのギャラリーが会場を訪れた。その中、辛炫周(シンヒョンジュ・韓国)が、初日からの首位を守りきり、2006年伊藤園レディス以来のツアー3勝目を挙げた。2位には、1打差で古閑美保、3位には斉藤裕子、李知姫(イチヒ・韓国)が入った。

 優勝争いは、2日目トップの辛と2位の古閑による熾烈な争いになった。まず古閑が、出だしの1番でいきなりバーディーを取って辛に追いつくが、5番のボギーで再び1打差に。しかし6、7番で連続バーディーを奪い、古閑がついに単独首位に躍り出た。一方の辛は前半9ホールは全てパー。「前半はアイアンが飛びすぎて、セカンドの距離があわなかったので・・・」と1番以外は得意のアプローチで全て1パットのパーでしのぎ、辛抱のゴルフが続いた。

 そして9番で古閑がボギーをたたき、2人が並んで後半に突入。今度は辛が10番でバーディー、11番ボギー、12番バーディーで再び単独首位になると、古閑が14番でボギーを打ち、首位の辛との差は2打に。しかし、しぶとく辛に食い下がる古閑は、16番でバーディーを奪って再び1打差に戻し、勝負の行方は最終ホールにまでもつれ込んだ。

 辛が1打リードで迎えた最終18番パー4のグリーン上、古閑が2オン2パットのパーだったのに対し、辛はグリーン奥からのアプローチを寄せきれなかったが、約4.3mのパーパットを見事に決め、この混戦をものにした。「本当に、本当にうれしいです。最初のうちはあまり緊張していなかったのですが、15番くらいから緊張しだしました。頭の中ではサドンデスまでいくだろうなあと考えていました。最後のパットはわかりやすいストレートラインだったので、うまく打てました。今後の目標は、1勝できたので、2勝、3勝したいです。あと賞金ランキングトップ5が目標です」と、メキメキと上達している日本語で抱負を語った。


2位 古閑美保(4バーディー3ボギー)
「残念でしたね。でもボギーが多かったから仕方がないですね。辛さんの最後のパットは入る気がしました。そんなときは入るもんですね。辛さんは本当にアプローチがうまかったです。私がこの時期に、こういう位置で(最終日最終組での優勝争い)プレーできているのは、初めてなのでいいと思います。今日足らなかったのは、バーディーチャンスにつけられなかったことです」 。

3位タイ 斉藤裕子(最終18番で2打目が直接カップイン)
「最後のショットは会心の当たりでした。(ギャラリーの大歓声に)鳥肌立ちましたよ。ゴルファー冥利につきますね。忘れられない感じです。私の中の1ページに残りますね」。

3位タイ 李知姫(この日ベストの68ストローク)
「今日はショットが本当に良かった。昨年にスイングを変えた成果が出てきてるんじゃないかな。今後はまず1勝を目標に頑張ります」。

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