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2008.4.20

ライフカードレディスゴルフトーナメント 最終日

 LPGAツアー第6戦『ライフカードレディス』(賞金総額6,000万円、優勝賞金1,080万円)最終日が熊本県菊池郡の熊本空港カントリークラブ(6,468Yards Par72)で開催された。 この日は今季最高となる1万人を超えるギャラリー(10,480人)が詰め掛け、女子プロ達の華麗なプレーに熱い声援を送った。

 大観衆が見守るなか、単独首位でスタートした馬場ゆかりが13番ホールで劇的なホールインワンを決めるなど、この日スコアを4つ伸ばし通算9アンダーで逃げ切り優勝を飾った。2004年ヨネックスレディス以来、ツアー2勝目。
 通算6アンダー2位タイには米山みどりと諸見里しのぶが入った。通算3アンダー4位には三塚優子、逆転優勝の期待がかかった地元・熊本の古閑美保は、スコアを伸ばすことが出来ず通算1オーバーの8位タイとなった。

 通算5アンダー単独首位でスタートした馬場は、最終日最終組というプレッシャーに負けず、最高のパフォーマンスで大観衆を沸かせた。「スタートまでは緊張していました。1番ホールのティーショットで良いショットを打てたのでそれでスッキリしました」と話した馬場は、前半から追い上げてきていた米山や諸見里のプレーに気をとられることなく自分のプレーを貫いた。ハーフ終了時には通算7アンダーまでスコアを伸ばした米山に1打差で首位を譲るが、10番ホールで米山のボギーに対し、馬場は4mのバーディーパットを沈め、再び首位に返り咲く。しかし続く11番ですぐに米山にバーディーを奪われ、首位に二人が並ぶ展開。優勝争いはこの2人のデッドヒートかと思われたが、12番で馬場が5mのバーディーパットを決め再び単独首位に。そして運命の13番、5番アイアンで放たれた馬場のショットは「実はミスショットだったんです。カミ気味に入ってしまって・・・」と本人は話したが、グリーン手前の花道へ落ちてからグリーンに乗ったボールは、ピンに向かって転がり、そのままボールはカップへ吸い込まれていった。まさに劇的なホールインワンで勝負を決めた。入った瞬間は「まさかミスショットだったのでギャラリーが入った!と言っても信じられなかったけど、カップの中に入ってたので、あ~入ったんだなと思いました」と話した通り、自分でも信じられなかった様子。プロツアーでは自身初となるホールインワンが優勝を決める一打となった。
 2004年のヨネックスレディスの初優勝以来、優勝から3年8ヶ月遠ざかっていた。なかなか勝てない自分を変えたくて、今年からトレーナーをつけて体幹を鍛えるトレーニングや試合前の長目のウォーミングアップなどを取り入れるようになった。「今年は今までより30分ぐらい早く起きて、歩いたり軽く走ったりとウォーミングアップの時間を取るようにしてます。そのおかげで飛距離は伸びたし、体のキレは去年と違うと感じてます。スタミナが少しついたかな、それと風に負けない強い球が打てるようになりました」とトレーニングの成果をあげた。
 最終日にホールインワンを達成して優勝を決めた選手はホールバイホールの記録が残る1990年以降では3人目となる快挙となった。

通算6アンダー 2位タイ 米山みどり
「落ち着いてラウンドをしていましたが、目の前でホールインワンを見せられて・・・。前半は良い流れでいきましたが、後半は少しバタバタしました。(同組で回った)3人とも良いプレーをしていたので、気持ちよくラウンドできました。また、頑張ります」。

通算6アンダー 2位タイ 諸見里しのぶ
「(2番から)バーディー、バーディー、バーディーときていけるかと思ったんですけどね。ショットの割には良いゴルフが出来たと思います。68で回れたのは満足ですが、最初から設定をもう少し高くしてもよかったかな。でも、来週に繋がるゴルフができました。今年は我慢のゴルフが出来ていますし、パッティングも良い調子です」。

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