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2018.5.25

永峰咲希 黒を選んだ五感の冴え

<Photo:Matt Roberts/Getty Images>

リゾートトラスト レディス 関西ゴルフ倶楽部(兵庫県)第1日

 これぞ、黒の効果。永峰 咲希が首位から2打差の5アンダー、3位タイと上々のスタートを切った。ツアー初優勝を飾ってから、1カ月。いったい、どんな変化があったのだろう。「体調がいまひとつ。腹痛、風邪、前週はアレルギーと、次々にいろいろな病気で…。休むほどではないけど、万全ではない分、ショットなどの切れ味がいまひとつでした。ただ、今週はすべて良くなりました。元気になって、いいプレーができた。健康のありがたさを感じています」。しみじみと語った。

 不安がなければ、さまざまなアイデアが浮かぶ。パターを変更したのも、勘がさえている証明だ。「前週までと形状は同じ。でも、フェイス素材が違う。打感がいい。弾きが良くなれば、ボールの転がりもいい」とうれしそう。そして、「ヘッドのカラーは黒です」とも。無彩の色だ。よく、黒といえば、負のイメージがあるものの、その反面、光を反射することなく、すべてを吸収。周囲の色を引き締めて目立たされる効用がある。加えて、自己主張を強くし、自信や威厳を増す心理的な効果を生み出す。

 この日、永峰のプレーは堂々としていた。とりわけ、パッティングが素晴らしい。4番の10メートル、5番で4メートル、6番が15メートルと3連続バーディーは、大向こうをうならすが如し。「パターを替えたのは、気分転換の意味もあった。使ってフィーリングがとてもいい。試したかった」。思い切りの良さも、体調がいい証明だ。「1日も早く、2勝目をあげたい。ただ、優勝したことで、少しは自信がついたと思います。たとえば、サンドセーブ率。私が、今1位です。おかげで、バンカーにボールを入れても、あわてません」。健康はスーパープレーの基である。

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