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2018.6.8

パッティングに光射す 田辺ひかりが単独首位

 2018年LPGAステップ・アップ・ツアー第9戦『ルートインカップ 上田丸子グランヴィリオレディース』(賞金総額2,000万円、優勝賞金360万円)が8日、長野県上田市の上田丸子グランヴィリオゴルフ倶楽部(6,297ヤード/パー71)で開幕した。大会第1日は、プロ入り3年目の田辺ひかりが5アンダーで単独トップに立った。1打差の2位に横山倫子。さらに1打差の3位タイには、地元長野県出身の三井美智子など7人が続いている。(天候:晴れ 気温:28.2℃ 風速:1.7m/s)

 『自分にやさしく』。悩み過ぎることが多かった田辺ひかりの今年のテーマ。「そう自分に言い聞かせています。自分を追い詰め過ぎる癖があったけど、悪かったら仕方ないと割り切るようにしました。今年はショットが良かったけど、パッティングが全然ダメだった」。が、今日はそのパッティングが冴え渡った。4番、5番の連続バーディーはともに4メートル。9番では手前のカラーから6メートルを沈め、イーグル奪取。最後も5メートルを沈め、1イーグル、5バーディー、2ボギー。5アンダーで、プロ入り後、初となる単独首位発進を決めた。

 今年は第1日に出遅れ、第2日以降に追い上げることが多かった田辺。「開幕戦もそうだったんですけど、最終日に68を出して10位タイになったから、今年はいけるかなって思っていました。でも、毎試合第1日が悪い。だから、QTまでに自信を持ってプレーできるようになれたらという気持ちに変わりました。去年は、部屋に帰っても悩んでいて、正直しんどかったです。だから、今年は自分にやさしく、目標を低く設定しています」と悩み続けた田辺が、ようやくトンネルを抜け出しそうだ。

 さらに「最近は、部屋に戻ったら、好きなことをしています」と続ける。昨日は、プロアマ大会で優勝。昨夜は、その優勝賞品のiPadでリラックスできたという。「早速、ティーバーやAmazonプライムでアニメを見ていました。やっぱり画面が大きいといいですね。泊まっているホテルもベッドが私に合うんですよね。今日もリラックスして、ゆっくり休みます。もちろんルートインです」。部屋で楽しく過ごし、明日に挑む。気持ちの切り替えが必要なプロゴルファーには、大切なことだ。

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