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2018.6.10

Day 4 原田香里のプラスワン テック

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫県)最終日

 クラブをきっちりと振り抜く。プロなら当たり前、と思われることが本当に難しい。優勝を飾った成田美寿々さんの素晴らしさは、ここです。とにかく振り抜きがいい。成田さんのプレーを間近にした、ギャラリーの皆さんが、スカッとした表情を浮かべるのは、そうした要素があると思います。

 今大会で際立っていたのが、アイアンでピンを狙っていく、プロがいうところの『ライン出しショット』。ボールをとらえるとき、クラブが下から入らず、きっちりとフェースで。それだけではありません。当たっただけで終わらない。狙った方向へヘッドが出ています。こういったショットは、アドレスから打ちたい方向を定める。テークバックから、そのアドレスに合った軌道を描くことが必要です。真後ろから見ると、見えないはずのラインが見えてくるから不思議。

 天性の素質といってしまえば、それまででしょう。私は、練習の賜物だと思います。それは、クラブをたくさん振ることはもちろん、強い体をつくり、体力を養うことも不可欠の条件。最終日の試合を終え、休養をとることは大切です。しかし、成田さんは最終日の後、しっかりとしたトレーニングを行い、ケアをするという話を耳にしました。シーズンは長い。年間を通して、戦える体をつくる。アスリートとしてのプロ意識でしょう。

 4日間競技は、ショットやパッティングがいいから-では勝負を制することができません。気力、体力、技術の勝利でした。大会は、開幕からハイレベルの大混戦。梅雨前線の影響で、グリーンにボールがとまりやすい状況を味方につけ、アグレッシブなショットを連発しました。手に汗を握る戦いを終えた、成田さん。「おもしろかった」と、疲れた表情を見せずに、話してくれました。今シーズン、ツアー初勝利。おめでとうございます。

(担当理事・原田香里)

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