プロミスレディスゴルフトーナメント　第2日目

　2008年度LPGAツアー第16戦『プロミスレディスゴルフトーナメント』（賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円）の第2日が兵庫県加東市のマダムJゴルフ倶楽部（6,514Yards,Par72）で開催された。

　気温24.9度、時折小雨が降るなか行われた第2ラウンドは、プロ3年目の有村智恵が5バーディー、ノーボギーと2日連続の67で回り、通算10アンダーとし、前日4位から一気に単独首位に躍り出た。2週連続優勝を目指す三塚優子は、最終18番で痛恨のOBを叩き、3打差2位タイに後退。同じく2位タイグループには、元女王・不動裕理と韓国のリエスドが続いている。同一大会3連覇を狙ったディフェンディングチャンピオン藤田幸希は、初日の出遅れが大きく響き、通算6オーバー84位タイで予選落ちとなった。

　最終組の1組前、首位に2打差の4位からスタートした有村は、出だしの1番、2番で連続バーディーを奪い最高の滑り出しと見えたが「実はあまり調子が良くなくて、特にドライバーが悪くて・・・・」とその後は中々チャンスをつかめない。それでも「今日も悪い流れになりそうなところもあったけど、耐えて耐えて出来たので後半に良い流れが来たと思います」と後半に巡ってきたチャンスをしっかりものにし、それまで首位を走っていた三塚を逆転した。ドライバーの不調を抱えながらも単独首位に立った有村は「なんでこの順位なのか実感がないです。でも今はパッティング、小技が良いので余裕を持ってセカンドショットが打てています。ドライバーは飛ばなくて良いから、フェアウェイに置いていくことだけ考えてます」と語った。いよいよ明日は最終日、単独首位で最終日を迎えるのは初めての経験となる。「今までの中で一番のチャンス。このチャンスをどう生かすかで今後の自信にも繋がっていくと思うので、優勝にこだわり過ぎず、スコアのことだけを考えてやっていければと思います。天候次第ですけど、今日ぐらいの天気だったら5アンダーで、出来ればそれ以上のスコアで回れればと思います」。念願のツアー初優勝なるか、明日の決勝ラウンドに注目したい。

＜通算7アンダー2位タイ　2週連続優勝を狙う三塚優子＞
17番ホールまでスコアを2つ伸ばしていたが、最終18番ホールでティーショットを右に大きく曲げて、まさかのOB。このホールをダブルボギーとし、初日単独首位から一歩後退。「（最後）私はフッカーなので右に行くことは無いなと思ってたんですが・・・・。（明日は追いかける立場）今までの2勝は逃げる立場だったので、守らず攻めることだけを考えて優勝争い出来れば良いなと思います。相手のミスを待つのではなく、攻めていって逆転できればと思います」。

＜通算7アンダー2位タイ　元女王・不動裕理＞
先々週パッティングに苦しみ、10年ぶりに自身2度目となる2戦連続予選落ちを喫したが、今週は元女王の意地とプライドを見せ優勝を狙える位置に。「パッティングを外しているのもあるけど、パーパットはしっかり入っているので、不安はあるけど大丈夫だと思えるようになってきました。3打差なのでもうちょっとショットが良くならないと、優勝争いにはついていけないかもしれないですね」。

＜通算7アンダー2位タイ　リエスド（韓国）＞
「今日はまだバーディーパットを外してるので、もう少しスコアを伸ばせたと思います。明日は雨が降るみたいですけど、私は雨が好きなので大丈夫です。優勝して副賞の牛で応援してくれる皆と一緒に焼肉パーティーと開きたい！」。

第2ラウンドを終わり、通算145ストローク（＋1）、43位タイまでの56名が明日の決勝ラウンドへ進出となった。

明日のファイナルラウンドは7時30分スタート予定。