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2018.7.8

圧巻の5スター アンソンジュ、通算26勝

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 LPGAツアー第18戦『ニッポンハムレディスクラシック』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)大会最終日が7月8日、北海道北斗市・アンビックス函館倶楽部上磯ゴルフコース(6,378ヤード/パー72)で行われ、アンソンジュが今季3勝目をあげた。6バーディー、1ボギーの67でまわり、通算13アンダー。2打差の通算11アンダー、2位タイは川岸史果、テレサ・ルーが入った。(天候:曇り 気温:17.0℃ 風速:3.8m/s)

 今季の3勝目は、通算26勝。アンソンジュは、永久シード獲得へまた一歩前進した。「もし、獲ることができれば、ものすごく光栄なことです。永久シードをもっているのは、樋口(久子)さんなど、ごくわずか。ひとくちに4勝といっても、まだ長い。ヤマハレディースオープン葛城で優勝した後、26勝目をあげることが私の目標でした。もちろん、次は27勝目ということになるけど……」。

 見る立場にすれば一見、楽勝と感じたが、実際はどうだったのだろう。「背中が痛い。朝から、初めて痛み止めを服用した。こんなことは、おそらく初めて。当然、調子は良くない。9ホールを終わって、もう1錠、痛み止めを飲んで、ようやく18ホールのプレーを終えたのが正直なところです」と、ため息をつく。

 加えて、テレサ・ルー、川岸史果という最終組。「2人は飛距離が出る。少しのミスもゆるされないでしょう。朝から、緊張していた。だから、3番でボギーを叩くと、今日は終わったなぁ。私に比べ、2人の調子が良さそうだったし、ついていければいい。そんな状況でした」と説明した。とはいえ、8番でピン横1.5メートルのバーディーパットを沈めると、がらりとムードが変わる。

 9番ではPWの第3打を50センチにつける絶妙のアプローチを披露。勝負のサンデーバック9へ入ると、ますますショット、パッティングがさえた。「17番で2メートルのバーディーパットが入るまで、優勝は頭になかった。うれしいというよりも、ホッとしたんですよ」と相変わらず、控えめである。

 現在、LPGAツアーは、黄金世代の台頭でより競争が激化。いつしか、アンも30歳を超え、ベテランとまではいかないが、年齢を口にすることが多くなった。それどころか、たびたび引退を口にするほど。今季は30歳を目前にしたイボミ、キムハヌルが不調に陥っているだけに、ちょっと気になる。「精神的にとてもつらくなる。私は2年前のシーズンが、すごくきつかった。プレーをしたくなくても、やらないといけない。2勝をすることができたけど、すごくいやだった。毎週、月曜日に休み、火曜日から練習をして、試合に備えることの繰り返し。きっと、ボミやハヌルも少し休みが欲しいのでしょうね」と2人を思いやった。

 とはいえ、自身はどうなのだろう。「30歳でやめるといったけど、苦しみから逃れたい。それでやめることは絶対にしたくはない。自分が精いっぱい、頑張って、たくさん優勝している時に終わりたい。だから、急にやめるというかもしれません。でも、私には応援してくださるファン、スポンサーの方へ恩返しをしていかなければなりません」。この時ばかりは、奮い立つようにボルテージが上がった。

 アンの使用球は、プリントではなく自身が、星のイラストを5つ手書きして入れる。「前は、たくさん書いたけど、だんだん星の数が、少なくなった」。等級や格付けにおいて、5つ星は最高ランクだ。きょうのプレーは、文句なしにファイブスターの輝きを放っていた。

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