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2018.7.26

上田桃子 標高1000メートルの極意

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

大東建託・いい部屋ネットレディス 鳴沢ゴルフ倶楽部(山梨県)第1日

 上田桃子が力強いひとことを口にした。「こういう難しいコースは、プロが勝ちます」。経験と、技術に裏打ちされた重みがある。4バーディー、1ボギーの7位タイスタート。大会は72ホールの勝負だ。「きょうは、ピンポジションがとても難しい。難しいというより、えぐいといったほうがいいかもしれません。とても、神経をつかう1日だったけど、余裕をもってプレーしました」という。そして、「1番がパー3って、珍しいでしょう。いい緊張感があります。ここでスッと流れに乗れればいい。いずれにしても、4日間のスタートとしては、とても良かったと思う」と続けた。

 勝利のキーポイントには、距離感をあげる。標高1000メートルの今大会は、通常と比較して、飛距離が違う。「ワンクラブ、10ヤードぐらいは飛距離が出ると思う。ただ、毎ホールがそうかといえば、飛びそうなところ、飛ばないところもある。そこが難しい」と話す。確かに、飛距離はすごかった。たとえば、ドライビングディスタンスを計測した15番ホールでは、最も飛ばしたのは、比嘉真美子で330ヤード、上田も270ヤードを記録している。

 「池などが絡むホールは、すごく難しくなる。とにかく、距離感ですね。でも、私はマネジメントすることは、好き」。頭脳と神経をピンと張りつめての勝負は、より見応えがある。富士山のふもとで一大決戦。プロの資質まで、試される。

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