2018.8.4
小祝さくら、66で急浮上
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
北海道 meiji カップ 札幌国際カントリークラブ 島松コース(北海道)第2日
同じ轍は踏まない。小祝さくらの矜持が見え隠れするラウンドだった。「ノーボギーでプレーして、予選通過ができれば…」。明確な目標を設定せず、自然体に終始した結果が、6バーディー、ノーボギーの66である。終わってみれば、第1日の60位タイから、トップ10へ突入。ここ数戦の好調をそのままキープしている。
「きょう、6アンダーでプレーした感じがしない。きのうのプレーの印象が残っていて、常に怖さが拭いきれない。ホールアウトしてみると、6アンダーで意外だなぁと感じました」という。修正したのは1Wのアドレス。「きのう、ヒール寄りに構えていたことに気が付いた。それだけを注意して練習すると、きょうは思った通りのボールが打てる。ボールが曲がらない。ちょっとしたことで、これほど変わるものですね」といい、慣れ親しんだコースのホームゲームを、「あそこへ打ったら、絶対にいけない。そんなところがすべて頭に入っている。よくコースを、知っているからかえって狙いなどを狭くし、難しく考えすぎたのかもしれない」と思考をスイッチした。
昨年のLPGAツアー、プロデビュー戦は予選落ちを喫している。何といっても、コースまでは車で10分。地元からの期待は大きい。「また、予選落ちしたら、つらいです。本当に良かった。たくさんの声援をいただくのはうれしい。でも、プレー中は、集中するため、聞き流しました。最終日も、ノーボギーでプレーしたい」。20歳とは思えないほど、落ち着きはらっている。1戦ごとに、たくましく変身中だ。
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