2018.8.10
スマイル・木戸愛 得意の軽井沢で飛躍
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 軽井沢72ゴルフ 北コース(長野県)第1日
木戸愛の意志は強固だった。「ミスをしても引きずらないためには、どうしたらいいか。自分で考え、笑うようにしたのは前週からです」。5番でアプローチが寄らず、ボギーがきた。しかし、笑みを浮かべながら6番へ向かう。第1打は右ラフへ行ったものの、ここからが違った。189ヤードの第2打は5UT。会心のショットを放ち、ボールはカップへ吸い込まれる。
「グリーンの手前へキャリーさせ、そこから転がってくれればと思った。カップインしたところは見えなかったけど、とてもキックが良かった。しかし、まさか入るとは…」。笑う門には福が来た。続く、7番はピン横5メートル、そして8番もピン横3メートルのバーディーパットが決まる。「フラットな気持ちで、目の前に集中する。おかげできょうは、ショット、パッティングともすごくいい。本当に楽しいラウンドでした」と振り返る。
その上で、「このところ、調子はすごくいい。でも、結果が伴わないのはなぜだろうと考えた。根気強く、練習を続けるのは当然。やっぱり、足りなかったのは前向きな気持ちだと感じ、スマイルを心がけた」と話す。一方で、「この人のように-とは特定できないけど、ひたむきにプレーする選手は、やはり格好いい。私もそんな選手になります」と誓っている。ちなみに、ベストスコア、64を叩きだしたのは2014年の今大会。プロ11年目の夏は、飛躍の時である。
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