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2018.8.11

史上初の快挙 木戸愛-伝家の5U

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 軽井沢72ゴルフ 北コース(長野県)第2日

 LPGA史上初の快挙を、木戸愛が成し遂げた。6番、残り177ヤードの第2打をフェアウェイから、5Uできっちりと振り抜く。第1日に続き、またもカップインする。パー4に限定すれば、同一トーナメント・同一ホール・2ラウンド連続・同一選手のイーグルと、何とも長い一文になってしまったが、ツアー史上初めての瞬間だ。

 「すごいですね。自分でもびっくり。しかし、私以上に(同組の)黄さんが大興奮です。すごいね、すごいねと何度も祝福してくださった。カップインの瞬間は見えていなくても、キャディーさんの反応から、思わずジャンプを…。2日連続なんて、予想もしていない。それどころか、何も考えていなかった」と振り返っている。

 この日は、1イーグル、1バーディー、2ボギーの内容。「ずっと我慢の1日です」という。スタートの1番から、3パットのボギーは痛い。とはいえ、前日も話したように笑顔のプレーを実践した。「1番も、自分ではそれほど悪くないパッティングだった。まぁ、こんなこともある。一生懸命にプレーすれば、必ずいいことが返ってくるのでは。前向きでした」と語った。

 表情はいつも柔和だが、ゴルフに対する姿勢は貪欲。「うまいなぁ、と感じた選手には、たくさんいろいろなことをうかがいます」と明かす。最近では、大山志保に学んだ。「たくさん、お話を聞きました。自分なりに整理して今、いろいろなことを試しています。どんなことかといわれても、まだわかりやすく、説明ができない。自分のものになったら、きっとうまくお話できると思う。その時まで、もうしばらくお待ちください。メンタルよりも、ショット、ショートゲームの技術です」と加えた。

 さて、こうなると2度あることは、3度ある-の故事が浮かんでくる。「最終日の6番、意識しないようにします。でも、しちゃいますよね。トップとは差があっても、ベストをつくします」。光り輝く笑みで答える。昨日よりも、間違いなくワット数があがっていた。

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