2018.9.14
グランドシニアの部 黄璧洵が快勝
<Photo:Ken Ishii/Getty Images>
2018年レジェンズツアー公式戦『LPGAレジェンズチャンピオンシップCHOFUカップ』グランドシニアの部(賞金総額200万円、優勝賞金40万円)大会最終日が9月14日、山口県下関市・下関ゴールデンゴルフクラブ(5,776ヤード/パー73)で行われ、通算1オーバーで黄璧洵が今季2勝目をあげた。2位は通算5オーバーの黄ゲッキン。(天候:曇り 気温:24.5 ℃ 風速:1.8m/s)
円熟の技と精神力。優勝が決まると、黄璧洵は「おめでとう」というギャラリーの祝福に、キャップをとって深々と一礼した。「いくつになっても、試合で優勝することは格別の喜びがある。ありがとうございます」と、かみしめるように話す。
台湾から来日後、ラウンドを積み重ね、ようやくコースの特徴をとらえた様子。1番から3連続バーディーを奪い、勢いに乗った。特に2番は、ギャラリーが驚くようなスーパーショットを披露する。残り90ヤードの第2打をPWで、20センチに。「とてもグリーンがきれいです。気持ちよくプレーができました。ただ、手前から攻めなければ、バーディーをとるのは難しい。きょうもその点を忘れないように心がけた」と振り返る。
しかし、14番まで5バーディー、ノーボギーと完ぺきなプレーを披露したものの、あがりの4ホールで3つのボギーを叩いた。「15番の3パット。ピンの奥につけてしまったから…。ああいうミスがあると、勝負の流れが変わる。去年、シブヤカップで11番まで4打差をつけ、トップだったけど、逆転された苦い経験があります。決して、安心したわけではないですよ。フォロースルーが狂って、ボールが左へ…。もっと、練習をつまないといけない」。喜びよりも、反省の言葉ばかりを口にする。
現在、主にアマチュア向けのレッスン活動を。「ご婦人ばかりをたくさん、見ています。もっと女性がゴルフへ興味をもってほしいから」と漏らした。普及拡大を行っているのは、台湾も同じだ。「プロでも、聞きにきてもらえば喜んで。若い選手の役に立ちたい」。これまた、レジェンドの使命-。
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