2018.9.15
1打差で最終日 鈴木愛は控えめから一転
<Photo:Matt Roberts/Getty Images>
マンシングウェアレディース東海クラシック 新南愛知カントリークラブ 美浜コース(愛知県)第2日
消化不良の69。鈴木 愛が想定していたのは67だった。「あと2つ…。もうちょっとスコアを伸ばしたかった。でも、振り返れば、あれだけショットの内容が悪くて、よく3アンダーでプレーできたなぁ、と思います」。魅せたのは、バーディーホールよりも、13番のパーセーブ。左のバンカーへ入れ、第2打もグリーン右に。残り20ヤードのアプローチは、ライが悪い。「逆目で、しかも昨日の雨。ぐちゃぐちゃでも、クラブフェイスを開き、上から打ちました。アプローチをする前から、ピョコンとなってピンへ寄る感じが…」。
結果は予想以上。10センチにつけて事なきを得た。このあたり、2カ月ぶりの前週とは違う一面だ。スコアにかかわらず、自分に対して厳しい。考えてみれば、100点を与えたことなど、1度もなかった。負けず嫌いで向上心が秀でている。「凡ミスを絶対にしない」という前週の最終日、言葉にしたことを忘れてはいない。
ところで、気になる右手首の具合はどうなのだろう。「足の裏が、痛い」と笑いながら、煙に巻いている。グチをいっても始まらない。勝負になれば、実力と経験でカバーする。「大混戦ですね。誰が優勝するのか、わかりません。優勝スコアは15アンダー近くになってくると予想している。ということは私、5アンダーがマスト」。開幕前、「トップ10へ入れれば」と話していた。それが優勝の話へ。最終日のパフォーマンスが期待される。
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