2018.9.21
8番の妙技 小祝さくらは準備万端
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
LPGAツアー第29戦『ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント』(賞金総額7,000万円、優勝賞金1,260万円)が9月21日、宮城県利府町・利府ゴルフ倶楽部(6,534ヤード/パー72)で開幕した。大会第1日は大混戦。4アンダーで大江香織、小祝さくら、酒井美紀、原江里菜、佐伯三貴が好スタートを切った。3アンダー、6位タイで野澤真央、キムハヌルが続く。(天候:雨 気温:17.8℃ 風速:0.9m/s)
ピンチはチャンス。この1打のために、小祝さくらは練習を重ねた。8番パー5。負の流れの真っただ中に。フェアウェイ狙いだったはずの第2打が、バンカーへ飛び込んだ。「これは論外です。そうしたら、次のショットもダフってしまい、またグリーン手前のバンカーでした」と状況を説明。「前半、流れがよくない。きょうは、ヤバイなぁ、と思っていたらついに…という感じです」とも漏らした。
状況はいいとはいえない。しかも、第4打のライは目玉になっていた。ところが、このワンショットへ対応するため、密かに練習を続けたそう。「辻村コーチから、目玉からショットをたくさん練習しろ、といわれました。それを行うと、クラブフェイスがどう入るかの練習にもなる。きれいに入らないと、うまく打てないから」と話した。
ピンから25ヤード。練習の成果を試合で発揮した。鮮やかなチップインバーディーである。「難しかったけど、うまくいった。目玉のバンカーショットは、ランがすごく出る。それを考慮しないと…。少し開いて、緩まずに上からクラブをたたきつけるイメージです。左側に体重を乗せ、打ちました」と冷静に振り返る。そして、「まさかカップインするとは思っていない。ピンへ寄ってくれたらいいと思っただけ。ラッキーでした。あのバーディーで流れを変えることができたのかなぁ」。
後半は一転して、4バーディー、ノーボギーと好調だった。勝負は不思議だ。今季4度目の首位発進である。しかし、「第1日は、あまり気にしていない」と淡々と語った。ただし、この日の目標は、順位よりも5アンダー。「1ストローク足りない。あすも同じ目標でいきます。5アンダーが出るような気はしていないけど、目標は高くもっている」と締めた。
関連ニュース & トピックス
- 2024.4.19
- 最新情報③ーフジサンケイレディスクラシックー明日へひとこと
- 2023.9.21
- 最新情報ーミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンー明日へひとこと
- 2023.9.18
- 22日開幕、ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン
- 2022.9.22
- 最新情報ーミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンー明日へひとこと
- 2022.9.19
- 「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」23日開幕