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2018.10.5

Day 1~プラスワン 辻 梨恵

<Photo:Matt Roberts/Getty Images>

スタンレーレディスゴルフトーナメント 東名カントリークラブ(静岡県)第1日

 ゴルフは記憶のスポーツでもある。囲み取材は、いつ以来の質問に即答で、「アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI 以来」。ところが今季の成績は、とても良しとはいえない。もっか、賞金ランキングは74位である。来年の賞金シード権獲得へ黄信号が灯った。

 「やるだけしかありません。上位へ行くしかない。守りに行くゴルフでは間に合いません」と珍しく、強い口調で宣言する。そして、「よくわからないまま、ここまで来てしまった感じがします」。ポツリとつぶやく。不調の要因は、ショットの精度。ところが、今大会では修正を重ね、手応えを感じている。

 「最初はボールが左へ。そこから、右へ行くようになった。去年のオフのスイング動画を参考にして、アドレスが右体重になりすぎていたことに気がついた」と説明した。スランプ状態が長引くと、やはり気分転換が必要だ。考えに考え、あることに気がついた。「今年は、プライベートでゴルフをしていない。すべてツアーと、仕事が絡んでのラウンドでした」。

 昨年は、不調に陥ると、プライベートのプレーを楽しみ、結果からいうと、不振脱出の糸口になった。思い立ったら即、行動へ移す。1日は静岡県内でプレーしたという。「楽しみに行くのではなく、コースへは勝負をしにいきます。プライベートなら、伸び伸びとクラブを振れる。1日も知り合い2人と、いいラウンドができた。スコアは3アンダー」と明かしている。確かに、ゴルフの悩みはゴルフで解決することが正解。同時に、「私は、ゴルフが好きだと再確認することができる」と相乗効果をアピールする。

 この日は、まだ、とはいえないものの、随所にスーパープレーを連発した。後半の9ホールは、9パット。「ようやく、ショットが普通といえるように戻ってきた。スコアをまとめることができたことは、とても自信になったと感じます。今回は、上位へ行くチャンスでしょう」と話す。

 8日は、用品契約するメーカーのトークショーが大阪市内で開催される。当然ながら、集まったファンは、今大会を話題にすることは間違いない。「普段、接することがない方と、お話ができます。私はこういうイベントが大好き」と楽しみにしている。となれば、今回訪れたチャンスを、モノにしないわけにはいかない。

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