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2018.10.6

がけっぷちのしょうこさん 自然体の誓い

<Photo:Matt Roberts/Getty Images>

スタンレーレディスゴルフトーナメント 東名カントリークラブ(静岡県)第2日

 来年のことをいうと鬼が笑う、というがLPGAではそんなことをいっていられない。今季の不振は、そのまま2019年の出場試合へ直結する。現在、賞金ランキング48位のささきしょうこが、ベストスコアタイの65をマークし、一気にV戦線へ浮上。

 「私は、がけっぷちになると強い」と話した。ノーボギーのラウンドに、「満足です。昨日もショットの調子が良く、バーディーを5つ取りました。でも、ショートパットが決まらない。だから、よけいにノーボギーがうれしいです」とも。さて、がけっぷちについて質問をすると、強い意志が見え隠れする。

 「人に頼りきりになっていたと思う。自分のゴルフをしっかりやらなければいけない。そういうことを考えると、ジャッジなどキャディーさんへ頼りきりになっていたかもしれない。そこで、何試合か、自分だけでプレーをすることを決めた。自分を見つめなおす意味があります」と、変化を説明。昨年5月からのコンビを、一時的に解消したのだ。

 もちろん、それだけで好スコアがマークできるわけではない。調子がいいことも確かである。ただし、この日の65は、「私は、第2日のスコアが結構いい。予選落ちかなぁ、と気合を入れるといいプレーができることがたくさんある。でも、これまでとの違いは、冷静にこのスコアを出したことです」という。それだけに、「追い込まれると強くても、これまで、優勝争いになると、気持ちばかりが先走ってしまう」。

 というわけで、今回は、「皆さんから、富士山の近くの試合は得意といわれます」と前置きし、「まずは、アンダーパーのラウンドが目標。自分に期待しすぎることをやめて、プレーに集中します」と誓った。せっかくのチャンスを、活かさない手はない。通算2勝目、シード権獲得を、がけっぷちの状況に置き換えれば良い。

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