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2018.10.7

ささきしょうこ 鮮やかな逆転V

<Photo:Matt Roberts/Getty Images>

 LPGAツアー第31戦『スタンレーレディスゴルフトーナメント』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)大会最終日が10月7日、静岡県裾野市・東名カントリークラブ(6,571ヤード/パー72)で行われ、3位からスタートのささきしょうこが通算10アンダーで逆転優勝を飾った。1打差の通算9アンダー、2位タイは新垣比菜、全美貞。(天候:晴れ 気温:31.0℃ 風速:4.1m/s)

 敵は己の内にあり。ささきしょうこが新境地を見いだす、通算2勝目を飾った。猛追した新垣比菜を振り切ったのは、17番。残り120ヤードの第2打をPWで、ピン左奥3メートルにつける。「15番でもチャンスが…。でも、打ち急いでしまい外してしまったので、しっかりとストロークすることだけを考えた。気を配ったのはリズムだけ。自然体でプレーができた」という。

 最終日は3位からのスタート。ターニングポイントとして自ら切り出したのは、7番である。「第2打の残りは、120ヤードです。打つ前に、このホールでバーディーチャンスへつけられれば、優勝を狙えるかなぁと少しだけ考えた。バーディーパットは5メートルあったけど、とてもいい感じで、カップイン。ここで決めることができたから、次の8番も連続でバーディーをとることができたと思います」と振り返った。

 そして、8番では、新垣がダブルボギーを叩く。「他人事ではないですよ。私もやってしまいそうなミス。あんなことがある。逆に気を引き締めた。あの時点で3打差をつけても、アドバンテージは全く感じることがなかったです」と話した。

 今季の目標は、「絶対に棄権をしない」。体調不良でさっぱりだった昨年の反省を踏まえてのものだ。「毎試合、必死です。病は気からというけど、どんなに苦しくても体調が悪くても、逃げたくはありません。そこで、棄権しないを目標にしました。さまざまな状況を克服することが、自分にとっての財産になります。コースで自分と向き合い、頑張っていこう。そんな毎日です」。

 一方で、そうした経験が「私はがけっぷちに強い」と話した。第2日のホールアウト後、自らを鼓舞するかのように、言葉にしている。ゴルフはメンタルのスポーツということを改めて思い知らされた。ただし、今回の優勝で慢心することはなく、次のステージへ。「残り試合、どんなことがあっても棄権だけはしたくない。絶対に、またチャンスはある」とも語っている。

 プロ2年目で初優勝を飾ってから、2勝目を手中にするまで2年以上の期間を要した。ただし、無我夢中の初Vとは対照的に、この日の表情はとても晴れやかだ。ただひとつ、変わっていなかったのは、見ているこちらまで幸せだと感じるような、素晴らしい笑顔。がけっぷちのしょうこさん伝説もいいが、余裕のしょうこさん伝説をつくらなければならない。

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