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2018.11.22

2イーグルの離れ業 ヒギョンと希郷

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 2018年LPGAツアー最終戦『LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ』(賞金総額1億円、優勝賞金2,500万円)が11月22日、宮崎県宮崎市・宮崎カントリークラブ(6,471ヤード/パー72)で開幕した。第1日、ギャラリーを驚かせたのはペヒギョン。2イーグル、5バーディー、2ボギーの65をマークし、7アンダーで首位に立った。1打差の6アンダー、2位は史上初の年間公式戦3勝を目指す、申ジエ。比嘉真美子が4アンダー、3位に続く。(天候:晴れ 気温:18℃ 風速:1.0m/s)

 1ラウンド、2イーグルはペヒギョンがLPGAツアー参戦後、2度目。しかし、難度を誇るセッティングで2イーグルは、離れ業というべきだろう。9番でグリーンエッジから5メートルを決め、11番は2オンに成功。2メートルをあっさり沈めた。

「きのうのプロアマトーナメントから、1Wの調子が急上昇。スイングで左腰が逃げないように注意し、左つま先へ神経を集中したら、精度が上がった。7アンダーは今季のベストスコア。でも、まだ3日間残っているから、喜ぶのは早いと思います」といいながらも、喜びを隠せない。

 「きょうのスペシャルは、パターだと思います。前週まで、パッティングの調子が最悪。何をしてもうまくいかない。だから、今回、パターを替えました。何を使っても、思い通りにいかないから、格好いいパターを直感で選んだ」という。当然のように勝負勘がさえたわけだ。

 この日は、キャップ、ウェア、パンツ、シューズとすべて黒で揃えた。「クールに見えるでしょう。私は、ブラックが好きです」。ボーイッシュで、ワイルドなイメージを受けるが、きめ細やかな心配りの持ち主だ。そのコントラストにビックリさせられる。

「プロアマトーナメントでホールアウトした後、ゲストへ感謝の手紙を書きます。しかし、ゲストのお名前は漢字。私は不慣れで子どもが書いたようです。恥ずかしい。会話は上達しても、オフは漢字の筆記を一生懸命、習います。それがオフのテーマ」と、ささやくようなトーンになった。

 ちなみに、ヒギョンは漢字で記すと『希郷』。「私が誕生した時、両親が姓名判断の先生にお願いして、この名がいいとすすめられ、決めたそう。日本円で1万円。つまり、1万円で名前を買ったわけです」と明かしている。ところで、26歳といえば、お年頃。理想の男性のタイプを質問すると、「男らしい人がいい。頼りがいがある方です」と再び、ささやくように答えた。豪快なプレーとは対照的である。

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