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2018.11.24

首位のペヒギョン ガマンの3文字で再上昇

<Photo:Chung Sung-Jun/Getty Images>

 2018年LPGAツアー最終戦『LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ』(賞金総額1億円、優勝賞金2,500万円)大会第3日が11月24日、宮崎県宮崎市・宮崎カントリークラブ(6,471ヤード/パー72)で行われた。開幕から好調のペヒギョンが再上昇ムード。通算10アンダーで首位を奪回した。3打差の通算7アンダー、2位タイは申ジエ、勝みなみ、アンソンジュ。(天候:晴れ時々曇り 気温:14.3℃ 風速:1.6m/s)

 17番、ティーグラウンドへ向かうペヒギョンが何事かをつぶやいていた。「ガマン−です。日本語で自身へ言い聞かせた」という。気分一新。2連続ボギーの後、3メートルのバーディーを決める。そして、18番でも魅せた。150ヤードの第2打を8Iで1メートルにつける。連続バーディー。3打のアドバンテージを握り、初の公式戦制覇がかかる最終日へ弾みをつけた。

 「第1日のように、絶好調というわけにはいかなかった。調子は良くもなく、悪くもなく…」と苦笑している。というのは今大会、まさかこれほどのプレーができるとは考えていなかったから。「練習ラウンドの状態からは、想像もできなかったです。だって、トレーナーさん、キャディーと私の3人で、調子が悪いから、せめて楽しくやりましょう。予選カットがなく、最終戦だから、といっていた」。爆発的なスコアをマークするが、一方であきらめも早い。

 第2日、それからこの日、韓国の先輩とのラウンドで、多くのことを学習。2人1組のラウンドだけに、貴重な体験だ。「(申)ジエさんがなぜ、通算51勝しているか、わかりました。ガマンです。また、(アン)ソンジュさんは、トラブルショットでも余裕がうかがえた。おふたりのプレーが上手であることは、誰でもわかる。しかし、きょう私は見えない内面のすごさを学ぶことができたと思います。最後の2ホールでバーディーをとれたのは、そのおかげ。きょうから、大好きな日本語はガマンになった」と打ち明ける。

 さらに、「来月6日からドイツとチェコへ、家族旅行に出かけます。私が楽しみにしているのは、チェコのプラハ。世界で最もうつくしい街だとあこがれだった。もうすぐ、あこがれが現実に変わります。それを考えれば、あと1日、何があろうとガマンですよ」。右手の親指を立てるポーズで決め、練習場へ向かった。半袖ウェアのプレーといい、闘志をたぎらせる。

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