ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント　第1日目

　LPGAツアー開幕戦『ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント』（賞金総額8,000万円、優勝賞金 1,440万円）の初日が、沖縄県の琉球ゴルフ倶楽部（6,439yard/par72）で開催された。

　天候：晴れ、気温：23.7℃、風速：4m。半袖でも暑い程の絶好の快晴となった初日。6,000人を超えるギャラリーが会場を訪れる中、この日スコアを伸ばしたのはプロ2年目の森田理香子。6バーディー1ボギーの67をマークし、単独トップに立った。1打差の2位には笠（りゅう）りつ子。米ツアー2連勝中の宮里藍は首位と3打差の8位タイ。昨年の賞金女王、横峯さくらはイーブンパーの29位タイで初日を終えた。

　憧れの不動裕理とのラウンドに「すごく緊張しました」という森田だったが、「オフに頑張ったし、ピンチもありましたけど耐えるゴルフが出来ました」と持ち前の飛距離を十分に生かしたゴルフで次々とバーディーを奪った。昨年は飛距離を生かそうとしすぎるあまりに、パー5でのティーショットの方向性が安定せず、スコアを落とすことが多かった森田。今年は「気合いを入れ過ぎず、セカンドショットでもゆっくり考えるようにしています」と精神面での成長が伺える。オフには山登りやソフトボールの実業団に混ざって練習を行うなど、これまで以上にハードなトレーニングを行ってきた成果が徐々に表れている様子。「まだ1日目なので、あと2日自分のゴルフをしたいです。風の計算をして、パー5でしっかりバーディーを獲って行きたいですね」と明日もダイナミックなプレーで好スコアを目指す。

笠りつ子
「今日は目標スコアが68だったので、満足です。でも50センチのパットを外したり、反省点もありますね。オフは古閑さんと一緒に合宿をして、楽しくトレーニングできました。明日も今日と同じように、落ち着いて回れたら、結果はついてくると思います」。

宮里藍
「前半は1、2番で良いパーが取れてうまく流れに乗れました。後半は風が変わって、ショットがブレてしまってチャンスがあまり来なかったですが、よく我慢できたと思います。まだ3試合目ですし、始まったばかり。ここで一息つかないように、試合に出るからには、疲れていても元気でいても、ティーに立ったらベストを尽くしたいと思っています。これは自分と決めた約束です。どうすれば良いゴルフが出来るか、明日も考えながらやっていきたいです」。

横峯さくら
「今日は風に悩まされた1日でした。セカンドショットを打つときに風が吹いていても、グリーンでは吹いていなかったりで…。毎年ここは風が一方通行なのですが、今日は吹いたり止んだりしていました。宮里さんはショットがあまり良くなかったと思うんですが、それでもアンダーで回って来るのはさすがですね」。