2010.3.14
ヨコハマタイヤ ゴルフトーナメント PRGRレディスカップ 最終日
ウェイユンジェ、4年ぶりとなるツアー通算4勝目
2010年度LPGAツアー第2戦『ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップ』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)の最終日が、高知県香南市の土佐カントリークラブ(6,262Yards、Par72)で開催された。
風もなく、天候に恵まれた最終日。そんな穏やかな天候とは裏腹に最終日は波乱の展開となった。バーディー合戦が繰り広げられるなか、優勝争いは最終組より2つ前の組で回ったウェイユンジェ(台湾)、中田美枝、朴仁妃(パクインビ・韓国)の3人に絞られた。朴が1つ抜け出す通算12アンダーで迎えた18番。中田はボギーとし、優勝争いから脱落。一方、ウェイも伸ばせず朴の優勝か…と思われた。しかし、ホールアウト後に問題が浮上。朴が1番ホールにおいてのプレーで2罰打を受け、通算10アンダーに。通算11アンダーでホールアウトしていたウェイが4年ぶりの優勝、通算4勝目を飾った。
まさかの展開で優勝となったウェイ。「こういうことは初めてなので…。でも自分自身のゴルフとしては15番でミスはしたものの、それ以外は99点のゴルフでした」というように、ショットとパットともに冴え、7バーディー1ボギーの66ストロークをマークする納得のゴルフ。特に良かったアイアンショットについては「昨年はクラブもあってなかったし、スイング自体も良くなかったと思います。弟と従兄弟に見てもらって、スイングを確認しました」。腰を痛めたことなどもあり、アマチュア時代のスイングに戻したことが奏功したようだ。今シーズンに向けて「今までの自分のベストランキングが8位なので、それより上を目指しています。(もう2勝くらい?)頑張ります」と今後の飛躍を誓った。
朴仁妃選手に対する裁定について
1番グリーン上で、朴選手のファーストパットはカップから約50cmの位置に静止。朴選手はそのままセカンドパットを続けようとしたが、その際に球のすぐ近くで素振りをし、クラブをグリーン面に2回つけたところで、球が後方に1回転半ほど動いた。
LPGA競技委員会では、朴選手の行為が球の動く原因となったと判断し、朴選手に対しゴルフ規則18の一般の罰により2罰打が科せられた。
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