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2010.4.3

ヤマハレディースオープン葛城 第2日目

強風のなか、天沼知恵子が首位タイ浮上。
アンダーパーは僅か2人に。

 2010年度LPGAツアー第4戦『ヤマハレディースオープン葛城』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)の2日目が、静岡県袋井市の葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(6,547Yards,Par72)で行われた。

 天候:曇り、気温:14.9℃、風速:6m。
日没サスペンデッドとなった第1RのプレーがAM7:56に再開され、第2RはAM9:40に開始した。この日は時折吹く強烈な突風にスコアを落とす選手が続出。アンダーパーが僅か2人となる難コンディションとなった。そのなか、スコアを伸ばしたのは首位から3打差の5位からスタートした天沼知恵子。粘り強いプレーでスコアを1つ伸ばし、通算2アンダー、古閑美保と並び首位に立った。2打差の3位にはディフェンディングチャンピオンの黄アルム(ファンアルム・韓国)が続いている。

 優勝した2006年の廣済堂レディス以来、約4年ぶりに首位に浮上した天沼。13番でのチップインを含む、4つのバーディーを奪う好プレーに「久しぶりですねぇー」と上機嫌。強風下でのプレーとなったが「風を読んで、“どこに打ちたい”というジャッジをしっかりしました。もし思った所に打てなくても、しょうがないと思ってプレーしました」と優勝経験のあるベテランならではのプレーで難コンディションを乗り切った。
2006年の廣済堂レディス優勝後は腰痛にも悩まされ、「体の衰えとともに、気持ちも落ちてしまって…」と成績が伸び悩む時期もあった。そんなとき心の支えになったのが“人との出会い”。「自分のために、どうしてここまでしてくれるんだろうと思ったら、自分も頑張らなければいけないと思いました」と一念発起。昨季オフから渡米をするなど、心技体を鍛え上げた。
「明日は最終日だからといって変えることはなく、いつもどおりやっていきます。アンダーが2人という状況は大好きですね。返って集中できます」と難コンディションも望むところ。支えてくれた人たちに、そして自分への最高のプレゼントへ向けて、勝負の最終日を迎える。

 そして同じく首位に立った古閑。「今日はパッティングのタッチが全体的に弱めでしたね」と3連続バーディーを奪う一方で、上りの1mのパットを3回外すなど、パッティングに精彩を欠いた。この日の74というスコアには「風が突然止んでもすぐ打てるようにアドレスをしていたのは経験が生きたので良かったですが、途中のスコアが暴れすぎました。3連続バーディーもあったし、本当なら73か72くらいで耐えられたはず」と反省しきり。精神面でも「3連続バーディーが来て、イケイケになりそうだったのですが…。集中力が切れる時が最近分かるんです」と変化が表れているようだ。
それでも「以前は“勘”でやっていたんですが、年齢と共に感性も鈍くなって来ています。納得しないまま打ったりすることが多くなって、それに自分で気づくのに時間が掛かりました」と最近は一皮剥けた様子。
「明日も今日ぐらいコンディションが荒れれば面白いですね。もちろん優勝したいし、その為には今日みたいなゴルフはしちゃダメですね」とこちらも復活Vへ向けて闘志を燃やす。

3位 黄 アルム
「今日は全ホール耐えた感じです。グリーンにもあまり乗らなかったし、ピンポジも難しかったし。風が吹いているからと自分に言い訳をしたくなかったです。今年はヤマハの契約選手として出場することもあるし、魅力あるプレーをして、自分と一緒にゴルフをやりたくなるようなみせるゴルフをしたいと思います」。

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