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2010.4.4

ヤマハレディースオープン葛城 最終日

完全復活!大接戦を制した古閑美保が、1年4ヶ月ぶりのツアーV!

 2010年度LPGAツアー第4戦『ヤマハレディースオープン葛城』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)の最終日が、静岡県袋井市の葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(6,547Yards,Par72)で行われた。

 天候:曇り、気温:15.5℃、風速:4m。昨日までとは一転し、比較的穏やかな天気のなか行われた最終日。最終組の5組先を回るツアー1年目の綾田紘子が、この日7アンダーの猛チャージをマークするなど、好スコアを出す選手が続出。そんな大混戦の優勝争いを制したのは古閑美保。16番ホールでティーショットを大きく右へ曲げてボギーとし、黄アルムらに並ばれるものの、18番ホールで会心のバーディーを決めて今季初優勝。約1年4ヶ月ぶりとなるツアー12勝目を飾った。1打差の2位タイに黄アルム(ファンアルム・韓国)と綾田紘子が入った。

 優勝スピーチでは思わず涙ぐんだ古閑。昨年5月には左手首にケガをしたが「あの時はクラブも握ることが出来ずに精神的に参りました。復帰後も、しばらくは予選通過がやっとでした。でもこうして優勝できて、自分のやってきたことが間違っていなかったと思っています」と、苦難を乗り越えた末の優勝に喜びもひとしお。「今までは練習が嫌いでしたけど、手首にケガをしてからは、練習したい気持ちはあるのに出来なくて、精神的に辛かったです。考えるのはゴルフの事ばかりでしたし、私はやっぱりゴルフしかないと気づかされました」とゴルフへの情熱が再燃。完全復活をかけて挑んだ今シーズンは、トレーニングや体のケアを十分に配慮。体重や体脂肪も減り、キレの有るスイングへと進化。体力面・精神面で大きな成長を遂げた。

 今後の目標については「今は優勝を目指して一つ一つプレーすること。女王は優勝の積み重ねの結果でついてくるものだと思いますし、10月頃に狙える位置にいれば、狙っていきます。不動さんの年間10勝は本当に凄い記録ですけども、同じ人間がやったことだし、自分にも出来ると思っています。今のままの“てんやわんやなプレー”では、まだまだですけどね」と好調時の強気な発言も戻ってきた。完全復活した古閑が、再びツアーを盛り上げる。

2位タイ 黄 アルム
「(18番のバーディーパットは)1.5メートルくらいでした。2人が先にバーディーを獲ってしまって緊張しました。自分の中で、こういう時は弱くなるということを知っていたので、強く打とうと思ったんですけど、弱くなってしまいました」。

2位タイ 綾田 紘子
「自分の予想以上に良いゴルフが出来て、優勝争いにも加わることが出来て、大事な経験が出来たんじゃないかと思います。優勝争いは気にしていませんでしたが、もっと上にいきたいなと思ってプレーをしていました。終わってみれば悔しいという気持ちはありますが、昨日の位置からここまでここまでこれたので。最後に古閑さんから「ドキっとしたよ」と言われて、上の人にプレッシャーをかけることが出来たと思います。自分の中では満足しています」。

4位タイ 天沼 知恵子
「異様な緊張感でした。結果は残念でしたけど、この経験を次に生かすことが大切だと思います。今日はすごく楽しかったです。回っているときも、いいなって思いました。空を見ても予選落ちをしている時に見る空とは違っていて。今日はこの感覚を体に染み込ませたいです。最終日は伸ばせなかったのですが、イーブンで回ることが出来たので」。

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